日本では家族同然に扱われることの多い犬たち。しかし価値観や文化の異なる海外では、犬たちは人間とどのように関わって生活をしているのでしょうか?
インスタグラムで活躍されるパプア服部さんは先日「パプアの通勤 with イッヌ」というタイトルの漫画を公開しました。
あらすじ
パプアニューギニアに滞在していた期間、犬の「ブレンディ」が相棒だったというパプア服部さん。放し飼いが主流のパプアニューギニアでは、ブレンディはもちろん犬たちは外で狩りをすることもあったといいます。
野原でスズメを見つけたブレンディたち。提供:パプア服部さん
また、飼い主が仕事をしている間の過ごし方も日本とは異なります。日本では犬に留守番してもらう家庭が多いですが、パプアニューギニアにはなんとも羨ましい文化があったのです…!
日本の出勤時。提供:パプア服部さん
パプアニューギニアの自由な犬たちの様子を綴ったこの漫画。パプアニューギニアでの犬たちや今後の活動について、投稿者のパプア服部(@papua_hattori)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――いつから、どのようなとがきっかけでインスタグラムで投稿を始めたのでしょうか?
パプア服部さん:2020年、青年海外協力隊として任期を終え、日本に帰国。パプアでの体験をコミックエッセイにしようと思い、インスタグラムへの投稿を始めました。
――ブレンディちゃんはどんなワンちゃんですか?出会いの経緯なども教えてください。
パプア服部さん:ブレンディは本当は上司の犬でした。しかし、リードをつけずに放飼にするパプアでは、自然と犬が飼い主を選ぶ感じになります。僕は毎日エサをあげることと、部屋に入っても追い出さないことを評価されたのか、いつの間にか彼の飼い主になっていました。(上司も笑ってました)非常に賢く、全く手がかからないので同僚たちからも一目置かれている犬でした。
――パプアニューギニアでは、犬(ペット)はどのような存在として扱われているのでしょうか?
パプア服部さん:パプアニューギニアでペットは番犬かネズミ取りとして飼われています。動物愛護の意識があまりなく、犬を食べる民族もいる国なので、日本の感覚とはまるで違います。悲惨な最後を迎えるペットもいるので、ブレンディを飼う時は相当な覚悟がいりました。幸いにも彼は僕がパプアにいる2年間、無事に生き残ってくれたのでありがたかったです。
――今後、インスタグラムを通じてどのような活動をしていきたいですか?
パプア服部さん:ペットについての価値観をはじめ、日本とパプアニューギニアの文化は対極であることが多いです。経済が未発達で、国民の半分以上が無職の国ですが、みんな気楽に暮らしているパプアの文化や考え方をSNSで発信していきたいと思っています。
パプアニューギニアは犬にとって過酷な環境であることも多いと語ったパプア服部さんですが、職場に犬を連れていけるのは少し羨ましいですね…!日本との文化の違いを綴った興味深い投稿でした。
作品提供・取材協力:パプア服部
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う、羨ましい…!
日本もこうなれば良いのにねぇ〜