「婚活女性はタダ飯目当て」？→ある女性が語る《婚活女性の心理》が勉強になる…！

恋愛においてお付き合いの第一歩となる「食事デート」。多様な意見が交わされる現代社会では、食事デートのあり方について取り沙汰されることもしばしばですよね。

インスタグラムで活躍されるゆりゆさんは先日、婚活における食事デートについての漫画を公開しました。

あらすじ

ある日、通りすがりの男性2人組が「マッチングアプリとか相席屋って女の人はタダでご飯食べられるからいいよな～」と会話しているのを耳にしたゆりゆさん。自身も婚活していた経験を持つゆりゆさんは思わず耳を疑います。

婚活女性がタダで食事できることをうらやむ男性2人組。提供：ゆりゆさん

恋活や婚活をしている女性は100％食事目的でデートしているわけではないのでは？と考えをめぐらせるゆりゆさん。
婚活経験者のゆりゆさんが考える《食事デートに対する価値観》とは…？

ゆりゆさん「100％食事目当てでデートすることってあるのかな…？」。　提供：ゆりゆさん

食事デートに対する女性視点の考えを分かりやすくまとめたこちらの漫画。投稿の経緯や詳細について、投稿者のゆりゆ（@yuri_konkatsu）さんにお話を伺いました。

インタビュー

――今回の漫画はどのような思いで描かれたのでしょうか？

ゆりゆさん：漫画にもあるように、知らない男性が偶然「婚活してる女はタダ飯目当て」というような話題で盛り上がっているのを耳にしてしまって。現在は婚約中ですが、私自分自身もつい最近まで婚活をしていたこともあり、周囲に婚活をしている女友達も数人いますが、少なくとも私を含め私の知ってる婚活女性の中には「食事を奢ってもらえるからマッチングアプリなどで知り合った男性と会う」という人はひとりも知らないな、って(笑)　これは男性と女性の間に大きな誤解があるのではないかと思い、その誤解を解くためにも漫画にせずにはいられませんでした。

――「婚活女性=奢られ目的」というイメージを持ってしまう男性がいるのはどうしてだと思われますか？

ゆりゆさん：先ほど「婚活女性でタダ飯目的の人なんて周囲にはひとりもいない」という話をしましたが、これと矛盾するようですが、現実には婚活での食事やカップル間のデートにおいて、男性が女性に奢るもしくは多めに支払うということが一般的だからでしょう。時代が変わってきているとはいえ、実際にはそのような風潮がまだまだ強いですよね。男性側でそれに不満を感じていても、なかなか割り勘などは提案しにくいというもやもやとした気持ちが「女性は奢ってもらえるからタダで食事できていいよな」というように、女性をチクッと刺すような言い方にさせてしまうのではないかと思っています。

――ゆりゆさんにとって、「婚活における食事」とはどのような意味をもつ行為ですか？

ゆりゆさん：もちろん私も「婚活＝タダ飯目当て」ではないので（笑）、婚活のアポ（※顔合わせの意味）もぶっちゃけスタバでコーヒーでもいいと思っています。ですが不思議なもので、きちんと予約をしてもらったお店で、たとえばシャンパンなんか飲みながら横並びのカウンター席で話をすると、相手にも恋愛感情を抱きやすいですし、何より自分が恋愛モードになる気がしています。「昼間のカフェアポでコーヒー」って、健全すぎちゃって恋愛スイッチが入りにくいんですよね。会社の同僚とも出来ちゃう行為だから。 それほどに恋愛感情を左右する「婚活での食事」だからこそ「タダで食べられれば誰とでもいい」と思って来ている女性って本当に少ないと思うんです。 なので男性の方たちはどうか変に疑わずに、女性と食事の予定が入ったら「わざわざ出向いてでもあなたと食事をしながら話してみたい」と思われている…と、自信を持ってほしいですね。

相手のことを知るための貴重な機会でもある食事デートですが、さまざまな考え方があるようですね…！　「女性だから」「男性だから」という先入観を捨て、お互いを尊重し合うことの大切さを改めて感じる投稿でした。
作品提供・取材協力：ゆりゆ
ブログ：ゆりゆアラサー女子漫画