子の看病で1週間欠勤したら周りは…。あるママの「モヤモヤ告白」に考えさせられた

今や男性も育児に参加するのが当たり前となった現代社会。それでも「子供はママが見るもの」という印象はまだまだ根強いですよね。

インスタグラムで活躍されるはんちゃさんは先日「優しいけどモヤっとする」というタイトルの漫画を公開しました。

あらすじ

働きながら二児の子育てに奮闘中のはんちゃさん。先日体調不良の次男くんを看るためにお仕事をお休みしていましたが、一週間を過ぎたころに旦那さんがバトンタッチしてくれることになりました。

はんちゃさん「そろそろ出勤せねば…」旦那さん「明日なら休めるかも！」。提供：はんちゃさん

かくして翌日、一週間ぶりに出勤することができたはんちゃさん。社長の奥様にお詫びすると「子供が小さいうちは仕方ないわよ」と優しい言葉をかけられました。
しかしこのあと「今日は旦那が看てくれています」と伝えると、《モヤっと》な出来事が…。

お休みしていたはんちゃさんに優しく声をかける社長の奥様。提供：はんちゃさん

共働きママならではのモヤっとなエピソードを綴ったこちらの漫画。投稿の経緯や仕事をお休みすることについて、投稿者のはんちゃ（@hancha_78）さんにお話を伺いました。

インタビュー

――今回の漫画はどのような思いで描かれたのでしょうか？

はんちゃさん：次男が体調を崩して2週間保育所をお休みしました。 私は今パートで事務の仕事をしていますが、任されている仕事もありますし 私が休んだ分は、周りがカバーしてくれていることも分かっていたので 申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 なんとか出社しても、まだまだ子どもをみるのは母親！休むのももちろん母親！旦那さんを休ませてまで… という考えが根づいているんだなと再認識しました。

――周囲の方々はどのような意図で「休んでいいよ」とおっしゃるのだと思われますか？

はんちゃさん：周囲の方々は本当に優しいです。嫌な顔ひとつせず業務も引き継いでくれます。 「休んでいいよ」も、子どもを優先してあげてね、旦那さん休ませるのも可哀想だから こっちは気にせずに休んであげてねと善意で言ってくれていると思います。 私が旦那や実母を休ませてまで無理して出社しているのではと、心配してくれているのかもしれません。

――お子さんに何かあったとき、はんちゃさんご夫妻は「どちらがお休みするか」をどのように決められるのでしょうか？

はんちゃさん：昔、長男が小さい頃は体調不良の時の対応は100%私でした。 迎えの呼び出しにも、病院に連れていくのも、休むのも、当たり前に私がしていました。 「俺が休もうか？」なんて言葉は、当時の旦那からは一度も言われたことはありません。

でも昔は私も正社員で勤務していた為、有給も限りがあるし、周りにも迷惑がかかるしで… ある日、旦那に言ったんです。 「子どもに何かあった時に、私が対応するのが当たり前やと思ってるんかもしれんけど 同じ親なんやし、私も働いてるんやから 別にあなたが休んでも良くない？ 帰れる時には代わりに迎えに行ってくれてもよくない？ 子どもが体調悪い時にも、平気で残業して飲み会とか行けるのは 私がその分休んで子どもみてるからやぞ！」と(笑)

それ以降、旦那は少しずつ協力してくれるようになりました。 二人目が生まれてからは体調不良も2人分！ 子どもが体調を崩すと、スケジュールを確認して「この日かこの日なら俺が休んで見れるけど？」と 当事者意識を持って積極的に声をかけてくれるようになりました。

今の方法を築くまでにも紆余曲折があったはんちゃさんご夫妻。子育ての仕方や働き方についてさまざまな形がある現代では、周囲の理解がとても大切なのだと感じる投稿でした✨
作品提供・取材協力：はんちゃ