誰とでも好きなタイミングで関わり合うことができるSNS。我々のコミュニケーションの幅を格段に広げた便利ツールですが「なんだかな〜」と思ってしまう瞬間も多いですよね。
インスタグラムで活躍される新庄 アキラさんは先日「なんだかな〜と思っていること」というタイトルの漫画を公開しました。
あらすじ
有名人のSNSのコメント欄を見ている際に「批判コメントに怒るコメント」を見かけることがあるという新庄 アキラさん。そのコメントを見て、批判コメントの存在を知るなんてことも…。
新庄 アキラさん「そんなコメントあったんだ」 提供:新庄 アキラさん
また「批判コメントに負けないで!」といったコメントから批判コメントがあったことを知らされるケースも。そんなSNSの拡散の構造に、疑問を抱きます。
新庄 アキラさん「私は見たことないけど…」 提供:新庄 アキラさん
SNSで「なんだかな〜」と思う瞬間に関してを綴ったこの漫画。作品を描かれた思いやフォロワーさんの反応について、投稿者の新庄 アキラ(@shinjo_akira)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――今回の漫画はどのような思いで描かれたのでしょうか。
新庄 アキラさん:大好きな有名人のSNSを見ていたら、コメントに「批判コメントあるけど負けないで〜」のようなコメントを発見、え!!批判コメントなんてあったんだと驚き、さらにそのコメントに反論するコメントが増え、さらにさらにネットニュースに取り上げられて、本来の楽しい投稿がかき消される勢い。 まるで「あの子あなたの悪口言ってたよー」と密告してくる人がいたり、本人の知らないところで話が大きくなってしまっている現象によく似ているな〜と思いました。 情報が溢れる今、ネットでも実生活でも人の言っていることを鵜呑みにせず、自分の目で見たものや感じたものを見極める力を忘れないでいたいという思いを込めて漫画にしました。
――SNSに寄せられる「批判コメント」について、どのように思われますか?
新庄 アキラさん:面と向かってはとても言えないようなことを、強い口調で書いているコメントも見かけます。 思ったこと何でも言えばいいと言うものではない。「あぁ、品のない人がいるなぁ、どうかコイツの言葉で傷つく人がいませんように」と塩を撒いて悪霊を追い払うような目で見ています。
――フォロワーさんからはどのような反響がありましたか?
新庄 アキラさん:めっちゃ分かります!という共感をたくさんいただきました。 私が思っている「何だかな〜」を同じように思っていた方がたくさんいて少し安心しました。 SNSは顔や素性が見えない分、逆に慎重になるべきだと思います。ネットと上手く付き合い、また利用の仕方や言葉の選び方を気をつけていきたいと気が引き締まりました。
批判コメントに反応することで、より拡散が進んでしまうという構造に言及した新庄 アキラさん。自分の発言がどういう結果をもたらすのかを考えた上で、上手にSNSを利用していきたいものですね。
作品提供・取材協力:新庄 アキラ
ブログ:世界一くだらない絵日記
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