1人目の妊娠出産は初めての連続。実際に経験するまで知らなかったことや、想像以上に大変だったことがたくさんありますよね。あるママは「新生児の授乳」でとっても苦労されたようです。
インスタグラムで活躍される伊藤ぽんぽこさんは先日「3時間ごとの授乳、ツワモノすぎ」というタイトルの漫画を公開しました。
あらすじ
当時、臨月を迎えた妊婦さんだった伊藤ぽんぽこさん。新生児には3時間おきの授乳が必要と知った際は「3時間寝られるなら余裕では?」と考えていたそうです。
1人目の出産を控えていた当時の伊藤ぽんぽこさん。提供:伊藤ぽんぽこさん
しかし出産後、「新生児の育児が楽勝」というイメージは見事に打ち砕かれたのでした。
3時間おきの授乳をする場合の1日のサイクルを表にしてみると、寝る時間はほとんどないことがわかります。
さらに辛いことはほかにもあって…。
実際に3時間おきの授乳をしてみたら、寝る時間はほとんどなかった…。提供:伊藤ぽんぽこさん
新生児を育てる過酷さを綴ったこちらの漫画。投稿の経緯や詳細について、投稿者の伊藤ぽんぽこ(@ito_ponpoko)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――今回の漫画はどのような思いで描かれたのでしょうか?
伊藤ぽんぽこさん:1人目の出産後、「出産」の予習はたくさんしてきたけど「産後」がこんなに大変だとは思っておらず(思っていたけどその予想をはるかに超えていくしんどさだった) 「こんなの聞いてないよ〜〜〜〜〜〜!!!!!」という思いのたけをぶつけた漫画です。
――授乳についてのイメージは、出産前後でどのように変化しましたか?
伊藤ぽんぽこさん:出産前は、授乳って「ふわふわ極楽赤ちゃんとのコミュニケーションタイム」だと思っていました。マリア様のような自分と天使の赤ちゃん、で脳内イメージは構成されていましたね(笑)
産後、まず驚いたのはふわふわおっぱいではなくガチゴチおっぱいになるのだ、ということ。そして赤ちゃんがふぇふぇと泣いて「はいはい、授乳しましょうね〜」ではなく、ガチゴチになったおっぱいを「お願いだから飲んでッッ!!!」と口につっこむ授乳もあるということです。
母乳も自然と出るようになるのだと思っていましたが、乳腺開通におっぱいマッサージに…と、母乳を軌道にのらせるためにはいくつもの試練があることを知り、「世の中のお母さん、すごすぎでは…?」と尊敬の念を抱きました。
――3時間ごとの授乳を乗りきるために工夫したことがあれば教えてください。
伊藤ぽんぽこさん:「とにかく赤ちゃんのサイクルに合わせること」ですかね。私は寝ないと如実にパワーが出ないタイプなので、とにかく“足りない睡眠時間の確保”にいそしみました。とはいえ、日中はなかなか眠くならなかったりして「困った身体だな全く…」と思ったりもしたんですが(笑)
最初はしんどそうな私を見かねて、旦那が「夜の一回、ミルクで代ろうか?」と言ってくれていたんですが、案の定、全く起きず(笑)仕事もあるので仕方ないとは思うんですが「え?ここまで起きない?え?」と思ったものです。 赤ちゃんの泣き声に私の方が早く気づくので、それなら私が授乳しちゃった方が早いよなと思い、この作戦は終了。その代わり、週末に寝溜めさせてもらったりもしていました。
今までと違う睡眠サイクルにもっていくのは思っている以上に大変で疲れることなので、ぜひ世のお母さんにも「自分は今めちゃくちゃ頑張ってて疲れてて、弱音を吐いていいんだ」と思って、周りに甘えてほしいなと思います。
授乳ひとつとってもこんなにも大変な育児。新米ママにとって周囲のサポートがどれほど大切なものかわかりますね。「旦那さんには絶対協力してほしいし、旦那さんに頼れないなら親族やサービスを徹底的に利用してほしい。」と締めくくった伊藤ぽんぽこさんなのでした。
作品提供・取材協力:伊藤ぽんぽこ
X(旧Twitter):伊藤ぽんぽこ
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