子どもが生まれると生活習慣はガラッと変わるもの。その変化を喜ばしいことだと思う一方、「心が追いつかなかった…」という経験をした方も多いのではないでしょうか。
インスタグラムで活躍される伊藤ぽんぽこさんは先日「こどもが生まれて、世界は狭くなって、深くなった」というタイトルの漫画を公開しました。
あらすじ
現在2児のママとして奮闘中の伊藤ぽんぽこさん。第1児である息子くんを出産したばかりの当時、とにかく息子くんファーストの生活をしていたといいます。
そんな毎日をしあわせだと感じているはずなのに、どうしてだか「虚無感」が伊藤ぽんぽこさんの心をじわじわと浸食してきました。
しあわせなのに「虚無」を感じる伊藤ぽんぽこさん。提供:伊藤ぽんぽこさん
そしてその虚無感の原因は「ドキドキワクワク不足」だということに気がついた伊藤ぽんぽこさん。
出産前はアクティブにお出かけしていましたが、大好きな遠出が制限されることによってストレスを感じていたのでした。
それでも息子くんと離れてまで遠出をしたいわけではないと考える伊藤ぽんぽこさん。
深刻な「ドキドキワクワク不足」をどのように解消したのでしょうか…?
虚無感の正体はドキドキワクワク不足だった。提供:伊藤ぽんぽこさん
出産後の生活について、視点を変えて受け止めたエピソードを綴ったこちらの漫画。投稿の経緯や詳細について、投稿者の伊藤ぽんぽこ(@ito_ponpoko)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――今回の漫画はどのような思いで描かれたのでしょうか?
伊藤ぽんぽこさん:1人目の子育てで育休をとっていたとき、「もやもやした感情・虚無」になる時があって。大好きな旦那と、大好きな息子。すくすく成長してくれる毎日。これ以上にない幸せな日々のはずなのに、「もやもやする」って失礼かな……と思い、あまり周りには大きな声で言えませんでした。
そんな葛藤のある日々で、息子がくれた「今の生活でドキドキワクワクできること」を知って、私の“虚無”がかなり薄くなったんです。 同じように「幸せなのに虚無」を感じているかもしれない育休中のお母さん・お父さんに届けたいと考え、漫画にさせていただきました。
――息子くんがくれる「ドキドキワクワク」に気づいた当時の心境を教えてください。
伊藤ぽんぽこさん:「そうか、こういうパターンのドキドキワクワクがあるのか…!」と高揚したのを覚えています。
私は「知らないことを現地で知ること」」が好きなタイプで。育児中は“自分の好きなドキドキワクワク”は当分お預けだろうな……と思い込んでいたんです。 息子と一緒にいることで、たとえ半径500mの近場でも「知らないことを現地で知ること」の知的好奇心は満たされるんだな〜と、目から鱗の発見でした。
そう気づいてからというもの、「小さいこどもと過ごせる数年は、今後の人生で一生味わえない“彼らなりの視点”を堪能できる尊い時間なんだな」と思えるようになり、虚無感が薄まったんです。 今は二人目の育休中。今度はどんな発見をさせてくれるのか、今からドキドキワクワクでいっぱいです。
息子くんの出現によって今まで知らなかった「ドキドキワクワク」と出会うことができた伊藤ぽんぽこさん。視点を変えて世界を見ることの大切さを感じるエピソードでした。
作品提供・取材協力:伊藤ぽんぽこ
X(旧Twitter):伊藤ぽんぽこ
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