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2人目育児で体験した「泣ける伏線回収」に心がじんわり温まった

我が子以外の人間との関わりが少なくなり、孤独を感じることも少なくない育児の日々。「自分の言葉は伝わっているのだろうか」と不安になってしまうなんてのは、育児のあるあるの一つなのでは?

インスタグラムで活躍される伊藤ぽんぽこさんは先日「2年越しの会話」というタイトルの漫画を公開しました。

あらすじ

息子くんが赤ちゃんだった頃、よく話しかけながら抱っこすることで息子くんを落ち着かせていたという伊藤ぽんぽこさん。言葉のキャッチボールが成り立たず、ひとりごとのようになってしまうことに悶々としていたのですが…。
話しかけながら抱っこ。提供:伊藤ぽんぽこさん
話しかけながら抱っこ。提供:伊藤ぽんぽこさん

それから二年後、妹が産まれてお兄ちゃんになった息子くん。「あんちんちてね〜」「さみちくないよ〜」などと妹に語りかけている息子くんをみて、伊藤ぽんぽこさんはある事実に気がつきます。
息子くん「あんちんちてね」 提供:伊藤ぽんぽこさん
息子くん「あんちんちてね」 提供:伊藤ぽんぽこさん

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息子くんとの二年越しの会話に関してを綴った今回の漫画。作品を描かれた思いや、当時感じていた「息子くんとの会話の意味」について、投稿者の伊藤ぽんぽこ(@ito_ponpoko)さんにお話を伺いました。



インタビュー

――今回の漫画はどのような思いで描かれたのでしょうか?

伊藤ぽんぽこさん:一人目が赤ちゃんだった頃、日中に会話できる相手は赤ちゃんのみで。もちろんちゃんとした会話はできないので、のれんに腕押し、糠に釘のような“手応えのない日々”を過ごしていたんです。正直、孤独を感じる時間も多くありました。 二人目が生まれて、一人目もスクスク2歳になってくれて会話ができるようになり、今はそんな孤独を感じる暇もない日々を送っています。そんな時にふと息子が妹に対して発した言葉が、「当時赤ちゃんの息子を育てていた私がよく発していた言葉」だったんです。 その瞬間「ああ…ちゃんと言葉が伝わっていたんだな、会話できていたんだな」と嬉しくなりました。 育児をしているお母さん・お父さんの中には、私と同じような“孤独感”を抱いている方もいらっしゃるのでは、と思い、そんな方たちに届けたいなと思い、描かせてもらいました。

――息子くんが赤ちゃんだった当時、伊藤ぽんぽこさんにとって「会話をすること」はどのような意味を持っていたのでしょうか?

伊藤ぽんぽこさん:育児書にのってたんですよね、「赤ちゃんにはたくさん声をかけてあげましょう!」と(笑)。 右も左もわからない育児だったので、ひとまず育児書に書いてあった通り、ひたすら声をかけて会話をしていました。会話したり、遊んだり、目を合わせたり、こういった行動が「あなたのこと、気にかけてますよ」という赤ちゃんへのサインになるのかなと思っていたんです。 ……が、会話の返事がないと、まあさみしい(笑)! そう考えると、“自分の孤独感を少なくするためのツール”として「会話」をしていた要素も多かったのだなと思います。 特にこの頃は、コロナ禍かつ旦那の勤務先に合わせて地元から500km離れた“知り合いもひとりもいない場所”で過ごしていて、簡単に周りに会話する相手がいなかったからかなと。 同じように孤独感を抱えているお母さん・お父さんって、きっとすごくいらっしゃるのかなと。そんな方たちに知ってほしいなと思い、今回描かせていただきました。

 

伊藤ぽんぽこさんが語りかけていた言葉を、2年越しに妹に使い始めた息子くん。一所懸命に伝えていた言葉の数々は、ちゃんと息子くんに届いていたようですね。

作品提供・取材協力:伊藤ぽんぽこ

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