みなさんには、過去に戻ってもう一度やり直したい経験はありますか?今回は、ある女性の「後悔」に関するお話です。
インスタグラムで活躍されるあんこさんは先日「あなたを、いま抱きしめることができるなら」というタイトルの漫画を公開しました。
あらすじ
26歳の頃のある日、ふいにお母さんに抱きしめられたのだというあんこさん。照れ臭さもあってか、抱き返すことはしなかったのだといいます。
お母さんに抱きしめられるあんこさん。提供:あんこさん
その日を最後に、この世を後にしてしまったあんこさんのお母さん。「抱き返すことができなかった」という深い後悔を抱えたあんこさんは、子供たちと接する時、ある決め事に従っているのだとか…。
お母さんとのお別れ。提供:あんこさん
お母さんとの忘れられない思い出を描いた今回の漫画。作品を描かれた思いや、抱きしめることの意味について、投稿者のあんこ(@4kids_anko_twins)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――今回の投稿はどのような思いで描かれたのでしょうか?
あんこさん:今回は私のどうしても忘れられない記憶として、ずっと描きたかった事を描きました。描くことでずっと胸の内に燻っていた想いを少し消化できたと思います。もしこの経験が、他の方に伝わって、何かを考えたり、想うきっかけになったら嬉しいです。
――お母さんはあんこさんにとってどのような存在ですか?
あんこさん:母は「母」という存在という以外にうまく思い当たる言葉がありません。私にとっての母は1人しかいないので、唯一無二の存在だとは思います。
――あんこさんにとって「抱きしめる」ことはどのような意味を持っていますか?
あんこさん:愛情表現のひとつです。やはり抱きしめるに限らず「人に触れる」というのは、好意が根底にないと難しい。「抱きしめる」は家族内で愛情を伝える最上位の表現だと思います。 そして子供たち、特に乳幼児に関しては、抱きしめているようで、抱きしめられているとも感じます。子供は3歳までに親孝行を終える、という話もありますが。本当に、こんなにも抱きしめられて、真っ直ぐな愛情を貰えるのは一生のうちに3歳までの子供を育てているこの時期だけかもしれません。この短い期間を大切に過ごしていきたいと改めて思いました。ありがとうございます。
「お母さんを抱きしめられなかった」という後悔から、どんな時も必ず子供たちを抱きしめるようにしているあんこさん。愛情深く、そして切ない内容に胸を打たれる投稿でした。
作品提供・取材協力:あんこ
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