「子供の健康・未来を守るためなら」という思いから、つい無理をしてしまいがちな母という存在。完璧を追い求めて疲弊してしまった…そんな経験を持つ方も多いのではないでしょうか?
インスタグラムで活躍される齊藤詠さんは先日「旦那さんの指しゃぶり」に関する漫画を公開しました。
あらすじ
まだ小さかった頃、指をしゃぶる癖があったのだという旦那さん。いつものときもしゃぶっていたため、親指は常にふやけた状態だったようで…。
指をしゃぶる癖。提供:齊藤詠さん
ある日の検診時、担当の先生から「きちんとご家庭で見張ってください」と強めの指摘を受け「すみません」と謝罪の言葉を述べたお義母さん。その時を境に、旦那さんは一切指をしゃぶることはなくなったのだといいます。その理由はというと…?
先生からの指摘。提供:齊藤詠さん
母が笑顔でいることの大切さに関してを綴った今回の漫画。作品を描かれた思いや笑顔でいるための工夫に関して、投稿者の齊藤詠(@utasaitoarts)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――今回の漫画はどのような思いで描かれたのでしょうか?
齊藤詠さん:お母さん方は毎日ああでもない、こうでもないと、育児書通りにはいかない我が子の子育てを頑張っています。こどもの定期的な検診で安心するはずが、実はグサッと刺さって帰って泣くことも ありました。そんなお母さんたちに向けて「子供はお母さんの頑張りをわかってるよ」と伝えて安心して欲しかったのです。
――旦那さんのエピソードは、齊藤詠さんのお子さんとの接し方に影響を与えましたか?
齊藤詠さん:そんなに小さい時でもお母さんを思って好きなことを辞められることに驚いたと同時に、子供たちに対して「彼らはもっと色んなことをわかっている立派な人間なんだな」と感じ、いつだって上下なく対等で向き合えるように考えるようになりました。
――齊藤詠さんがお子さんの前で笑顔でいるために工夫していることがあれば教えてください。
齊藤詠さん:無理をしない。お母さんだってめんどくさい!いやだ!と言ってもいいし、人間らしさは全開で見せています。 いいお母さんなのかはわかりませんが、「ああ、こんなに気持ちを表現していいのか」と学び取っているようです。お互いにありのままで居られる家庭は、もっとゆるゆるなルールの中で育つような気がしていて、私自身、頑張ることをやめた今の方が、笑顔いっぱいになりました。
お母さんの悲しい顔を見て、大好きだった指しゃぶりをぱたりとやめた幼い頃の旦那さん。ママが笑顔でいることの大切さをこれでもかというほど思い知らされる、印象的なエピソードでした。
作品提供・取材協力:齊藤詠
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