気力と体力勝負の子育て期間。「こんなふうに過ごせたら…」という理想像を持ってはいても、そのイメージどおりに生活を送るのはとても難しいことですよね。
インスタグラムで活躍されるみずもとまいさんは先日「それ、言っていいの?衝撃を受けた保育士のカミングアウト」というタイトルの漫画を公開しました。
あらすじ
長女ちゃんが当時通っていた保育園では毎月1日だけ『ノーテレビデー』が設けられており、各家庭でテレビを観ずにどう過ごしたかを報告する制度があったのだそうです。みずもとまいさん自身はこの制度について「テレビを観ずに夕飯の支度なんてできないのでは…」と思っていたのだとか。
テレビを観ずに1日を過ごす『ノーテレビデー』。提供:みずもとまいさん
ある日の保護者会、そんな『ノーテレビデー』が話題に上がりました。発言したのは、普段から園児想いで素敵だったというY先生。
園長先生が見ている前で語られたY先生の思いとは…?
Y先生が『ノーテレビデー』に馳せる思いとは…。 提供:みずもとまいさん
パパママの苦労に寄り添ってくれる素敵な保育士さんの姿を描いたこちらの漫画。投稿の詳細やインスタグラムでの活動について、投稿者のみずもとまい(@mai_diamondheart)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――いつから、どのようなことがきっかけでインスタグラムでの投稿を始められましたか?
みずもとまいさん:数年前、慣れない2人育児に精一杯で、子育てがすごくしんどい時がありました。心理学や脳科学を学んで、私はそのスランプを乗り越えられたのですが、私と同じように「子育てしんどい、でも、誰にも言えない」と1人で悩むお母さんの気持ちが少しでも軽くなったら、と思ったのがきっかけです。
――今回の漫画はどのような思いで描かれたのでしょうか?
みずもとまいさん:子育てで悩んでいたころ、「周りのお母さんはうまくできているのに、自分だけができていないんじゃないか…」と思うことが多々ありました。家事をやるために、子どもをテレビにくぎ付けにしている自分が、なんだか悪いことをしているような気もして。でも「保育のプロ」でもある保育士さんが、堂々と「テレビがんがん見せてます」と宣言してくださったことで、「あ、なんだ、そんなもんか」と、すごく心が軽くなったんです。もし今、当時の私のように、テレビを見せることに罪悪感があって、「ちゃんとしなきゃ!」と頑張りすぎてしまうお母さんがいるなら、少しでも気持ちが軽くなったらいいな、と思い、描かせていただきました。
――みずもとまいさんご自身は育児をする上で、どのような場面でテレビを活用されていますか?
みずもとまいさん:この保育士さんじゃないですが、がんがん見せています(笑)。特に自分が済ませたい用事がある時は、事情を説明した上でテレビを観て待ってもらっています。静かに待っていてほしい、でも、テレビは見せない、だと、どうしてもうまくいかなかったので、「優先順位の問題だ!」と割り切ることにしました。そのほうが、親子ともに穏やかな気持ちでいられる気がします。
――今後、インスタグラムを通じてどのような活動をされていきたいですか?
みずもとまいさん:今の時代に子育てできるのは、色んな情報にアクセスできるメリットがある反面、色んな情報に振り回されて、逆に追い詰められてしまうこともあるのかな、と思います。「こうしなきゃいけない」ではなく、「なんか、こんな感じでいいのかもね~」で、見てくださった方が少しでもゆるむような情報発信を続けていけたら嬉しいです!
幼いお子さんがいると、手が離せない場面でテレビに助けられることってたくさんありますよね…! 大変なときには無理して自分を追い詰めず、どんなことも「ほどほどに頑張る」という意識が大切ですね😊
作品提供・取材協力:みずもとまい /天才脳クエスト/家族にもチームビルディング
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