その時の判断で、まさに生死を分ける事態になりかねません。
いつかあなたを救うことになるかもしれない、そんな猛獣回避法を伝授します。
1「イノシシ」
イノシシは70kg程の体重がある上に、時速45kmで走れます。
大人でも突進を受けたらひとたまりもありません。
【回避方法】
まず、イノシシに出会ったら静かにその場を離れましょう。急に走り出すと追いかけてきます。
また、たてがみを逆立てて「シュー、カッカッカッ、クチャクチャクチャ」という音をイノシシが発していたら、威嚇音ですので注意してください。
イノシシが興奮しているのが明らかな場合、後ろを向くと襲ってくることもあるので、なるべく背中を見せないよう、ゆっくりと後退するようにしましょう。
2「クマ」
毎年、100人以上の人が熊に襲われて大怪我をしているほど、獰猛な動物です。
ただ、死亡に至る最悪の事態になるのは意外と少なく、一年間で2人~数人程度です。
【回避方法】
クマがこちらに気づいていないようなら、視線をクマに合わせて、物音を立てずにゆっくり逃げましょう。
気づいている場合は、クマの目をしっかりと見つめ、決して背中を見せずに後ずさりで逃げること。
荷物を持っているなら、それを置いて逃げると、クマの興味はそちらに移ることが多いようです。
※ちなみに、ハイイログマ(グリズリー)の場合、なすすべはなく、対処方法は死んだふりのみです。
ハイイログマに投げまわされたあとも、死んだかどうか何度も確認しに来るそうなので、救助が来るまでしっかりと死んだフリを続けましょう。
3「ライオン」
体重は250キログラムを超えることもあり、ネコ科ではトラに次いで2番目に大きな種です。
自分よりも大型な動物でも、ひるまずに攻撃をします。
【回避方法】
ライオンを始めとするネコ科動物は、動くものに興味を持ちます。慌てて動くと獲物だと認識されるので、気がつかないふりをして、ゆっくり安全な場所に避難しましょう。
獲物として認識されてしまったら、荷物を投げるなどして、全力で逃げましょう。あとは運次第です。
4「トラ」
ライオンを超える、ネコ科最大の動物です。
獲物を発見すると茂みなどに身を隠し近距離まで忍び寄り、獲物に向かって急接近するため、気づくこと自体が困難です。
【回避方法】
まずトラの場合は事前対策が重要です。背中を向けたときに背後から襲いかかる習性があるため、トラがいる区域に立ち入る際は後頭部にお面をつけて、絶えずトラに視線を向けているように見せかけましょう。
遭遇した後は基本的にはライオンと同様の対応をしましょう。
挑発したり、背後を見せたりしないことがまず重要です。
5「ワニ」
硬い皮膚に覆われており物理攻撃はなかなか効きません。
また、短距離であれば時速60キロで走るワニもいるそうです。
【回避方法】
ワニは視覚ではなく触覚で判断するそうなので、まずは触らないことが大切です。
もし追いかけられてしまったら、ジグザグに走りましょう。
ワニは方向転換をするのが苦手なため、ジグザグに走れば逃げ切られる可能性が上がります。
また、もし噛まれてしまったら、口を開ける力は意外と弱いとのことなので、そのまま頭にしがみついて、ワニが口先を振りまわす回転と一緒に回り続けましょう。そのうちワニも疲れて弱っていき、脱出することができそうです。
6「サメ」
基本的に人間は捕食対象ではないようですが、サーファーなどがアザラシなどの獲物と間違えられることがあり、人食い鮫と恐れられています。
【回避方法】
まず、サメの好きな匂いを出さないことが重要です。怪我・傷があるときや、生理中は海に入らず、また海で用を足すのも厳禁と心得ましょう。また、魚の鱗と間違われないよう、色のきつい水着や金属類を身につけないことも重要です。棒や大きなカメラなどを持っていると、サメを追い返す際に役立つことも。
もし襲われそうになったら、手やフィンのかかとで鼻先を叩きましょう。サメの鼻には、獲物を捕獲するときのセンサーの役割もあるので、そこにダメージを与えれば方向感覚を失わせることが期待できます。
7「カバ」
野生のカバが生息するアフリカでは、非常に獰猛な生き物として知られている。
自分の縄張りに入ったものは、どんな動物でも攻撃してくるといい、陸上でも時速40キロで走れるため、ウサインボルト(時速37.90キロ)でも逃げられません。
【回避方法】
突進と噛み付きが非常に強力なため、まずは正面に立たないようにします。
気付かれないようにゆっくりと逃げることが重要です。
また気づかれてしまったら、バッグなどを投げて注意を引きつけましょう。
8「サイ」
サイは非常に広い視界をもっており、周囲の敵を瞬時に見つけることが出来ます。
また時速60キロで走ることができ、直線では車に乗り込んでも逃げ場はありません。
また、基本的にサイは夜行性なので、野生で遭遇することはまれです。
【回避方法】
サイは人間に慣れていないため、まずむやみに近づいてはいけません。
もしやむを得ず近づいてしまった場合、角に注意を向けながらゆっくり後ずさりしながら、あんぜんな場所に避難しましょう。
また嗅覚が鋭い一方、視力はかなり弱いので、ある程度離れれば追ってくることはありません。
9.「象」
重さ3トンを超える世界最大の動物である象。
可愛いと思って近づいたら最後、野生の象は前述のサイでさえ2頭一気に踏みつぶしてしまいます。
さらに時速40~50キロのスピードで走ることもできます。
【回避方法】
基本的に、出会ってしまったら逃げ道はなかなかありません。
また、足を攻撃するのは効果的な方法だと言われていますが、だれでも出来ることではありません。
そこで、とにかく大きい声を出しましょう。
象は大声の威嚇に弱いと言われているので、大声で象を怖がらせましょう。
また、運が良ければ周辺にいる人間が助けに駆けつけてくれるかもしれないとい一石二鳥な対策法です。
ちなみに、象がその声に像が怖がらなければ、あとは運次第ということになります。
これらの方法を覚えておき、来る猛獣との遭遇に備えてしっかりイメージトレーニングをしておきましょう。
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