中国を代表する動物といえばジャイアントパンダ。可愛らしいルックスに反して おっさんのような仕草というギャップで世界中の人気者です。
中国が相手国にパンダを贈る「パンダ外交」なる手段まであり、欧米では親中派 のことを「パンダ・ハガー(panda hugger:『パンダを抱く人』の意)」とも呼ぶほどです。
そのパンダも20世紀以降、密猟の被害で絶滅の危機に瀕しているとされ、野生の生息頭数がごく僅かになっています。
中国国内最大のパンダ保護施設、四川省臥龍パンダ保護センターではパンダの研究や繁殖が行われています。
生後まもない赤ちゃんパンダです。
生後1カ月になりました。
赤ちゃんパンダは26カ月間の野生化トレーニングを経て、いよいよ本格的に大自然の中での生活が始まります。
我が子のように育てた飼育員の皆さんは別れを惜しみながらも、パンダスーツをパンダのおしっこに浸して2歳のパンダを安心させるために「マーキング」した上で、一緒に山へと入っていきます。
別れは辛いですが、すべては赤ちゃんパンダが野生に戻るためです。
しばらくは自然に上手く順応出来ているか追跡調査しますが、パンダは自分で餌を採って食べ、逞しく成長していきます。
可愛いパンダも飼育員の皆さんの愛情と熱意で保護されているのですね。
この四川省臥龍パンダ保護センターは2008年5月12日に発生した四川大地震で大きな被害を受けたそうですが、施設の移設、再建も進んでいるようです。
様々な困難を乗り越えながら、きょうもパンダのために頑張る飼育員の皆さんを応援したいものですね。
(いっチャイナ)
参照:sxgov.cn
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