1990年代、女子高生の間で爆発的な流行を見せたアイテム、ルーズソックス。くるぶしを覆うダルダルの布の重なりを思い浮かべて、懐かしい気持ちになる方は多いのではないでしょうか。インスタグラムで活躍されるはんなりぱろっとさんは先日「ルーズソックスを燃やしてしまった話」を漫画にして公開されました。
あらすじ
すでに終わったブームに逆らって、「ルーズソックス愛好家を集めたような」高校に入学したというはんなりぱろっとさんのお姉さん(フジコさん)。ギャルだらけの高校で、華々しいデビューを飾る…と思ったのですが…。
今日は私のデビュー戦! 提供:はんなりぱろっとさん
他の生徒のルーズソックスと比べて「たるみ」が極小だということに気付いたフジコさん。お母さんにお願いして新しいものを購入しようとするも、あえなく撃沈してしまいます。
たるみが極小。提供:はんなりぱろっとさん
そんな中「フジコのルーズソックス、ダサくね?」と話しかけてきた一人の女子生徒。理由を話すと、なんとルーズソックスを買ってきてくれたのでした。しかし、このルーズソックスを巡って悲劇が起こります…。
「フジコのルーズソックスダサくね?」 提供:はんなりぱろっとさん
青春時代のほろ苦いエピソードを描いたこの作品には「素敵な絆の話」「いい時代だった」「泣きました」などのコメントが寄せられました。
インタビュー
投稿者のはんなりぱろっとさん(@hannari.parrot)と、そのお姉さん(フジコさん)にお話を伺いました。
――この漫画を描かれたきっかけはなんでしたか?
はんなりぱろっとさん:ルーズソックスがまた流行り出したとのことを姉と話をしていて、ルーズソックスが燃えた話を思い出して漫画にしました。
――ズバリ、ルーズソックスの魅力って何だと思いますか?
フジコさん:ルーズソックスの魅力は足が細く見えること。またルーズソックスを履いているときのなんともいえない無敵感がありました。ある種の変身アイテムでした。
――燃えていくルーズソックスを見た時の心境を教えてください。
フジコさん:燃えゆくルーズソックスを見て、またダサいハイソックス生活に戻るのか…?このルーズソックスをきっかけにアカリと仲良くなったのに…全てが終わる…と絶望感がありました。
――アカリさんとは今でも繋がっているんですか?
フジコさん:今でもアカリは仲の良い友人です。コロナ禍でなかなか会えませんが、月に数回は長電話をしています。
ルーズソックスを巡って起きた悲劇と、優しい友人の物語。あの時代への懐かしさを感じるのとともに、友達のありがたさを実感する、素敵なお話でした。
作品提供・取材協力:はんなりぱろっと
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