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【そのまま使える話のネタ100】売れる営業マンは5秒で決める

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総合評価 ★★★★★

知り合いのBさんが、新卒として社会人になったばかりのころの体験です。

Bさんが入社したのは、コピー用紙などのいわゆる消耗品の販売をする商社。

新人研修の一環として、先輩営業マンとお客様先へ同行をする機会があったそうなんですね。

そのときにBさんが同行した先輩は、社内でも「べらぼうに売れる」ことで知られている営業マンのI係長。

さぞや気合が入っている人なのかと思っていたら、そのI係長、お客先に向かう車の中では、Bさんに冗談ばかり言ってきたそうです。

そして、お客先でも先方の購入担当者とずっと雑談をして、ゲラゲラ笑わせているのです。

そのI係長が「売り込み」をしたのは、「帰り際の5秒」 でした。

I係長、帰り際に、いかにも「言い忘れていました」という体(てい)でお客様へこう言ったのです。

「あっ、さっき見たらコピー用紙が残り少なくなっていたので、20箱ほど入れておきますね」

この言葉に、「ん」と返事をするお客様。

たった5秒で商談成立です。

もちろん、得意先と飛び込み営業では違いますが、新人研修で、「飛び込み営業」を体験し、コピー用紙を1箱売るのにも四苦八苦していたBさんには、魔法にしか見えなかったそうです。

このネタの用途例

若い営業マンに「お客様との普段のコンタクトの強さ」や「雑談力」の大切さを訴えるときの前フリ。

効果的なアレンジ例

自分のエピソードとして話してもよい。

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