総合評価 ★★★★
パティシエのワールドカップと呼ばれる 「クープ・ド・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」のあめ細工部門で優勝した経歴を持つ辻口博啓さん。
東京・自由が丘にある「モンサンクレール」をはじめ、十数店のスイーツ店を展開するなど大活躍をされています。これは、その辻口さんが、史上最年少の23歳で「全国洋菓子技術コンクール」で優勝したときのエピソードです。
優勝を狙っていた辻口さんは、コンクールの前、毎晩、寝る前に穴が開くほど「あるもの」を見ていたそうです。
さて。
いったい何を見ていたかわかりますか?
実は辻口さん。毎晩、同コンクールの歴代の優勝作品であるスイーツの写真を見ていたのだそうです。
理由はもちろん、優勝作品の傾向や、審査員の好みを頭に叩き込むため。
そうやって、どんなスイーツが高得点を得るかをつかんでから、自分の作品のアイデアを練っていったのですね。
コンクールでは審査員がお客様です。辻口さんは優勝を狙って、そのお客様の好みに焦点をしぼった。「自分が作りたいスイーツ」ではなく、「審査員が喜ぶスイーツ」を作って優勝をものにしたというわけです。
「自分が作りたいスイーツ」は、コンクールで優勝して有名になって、自分のお店を持ってから、いくらでも作れますものね。
このネタの用途例
「事前のリサーチの大切さ」「客商売はお客様に満足してもらうことを第一に考え
るべき」などを伝えるときの前フリ。
効果的なアレンジ例
「辻口さんのスイーツを食べたことがある人?」と聞いてみる。
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