当時は、「学校の勉強なんて将来なんの役にも立たない!」と、話半分に授業を受けていた方も少なくないと思います。(恥ずかしながら筆者はそうでした…。)
「学ぶこと」の大切さを教えてくれた先生が話題に
今回ご紹介するのは貝澤 カイザーさんが大学一年生の時に履修した民俗学の授業。
その一番初めの授業で先生が行った自己紹介は、「学ぶこと」の大切さを知るには十分すぎるものでした。
大学1年の時に一般教養で民俗学を履修した。
一発目の授業で先生が
「この中で地方出身者の人挙手して」
と言ったので素直に挙手したところいきなり当てられ、出身県を尋ねられた。
これも素直に「群馬です」と答えたところ、「君んちは古い家系?」と尋ねられ、「まあ割と」と答えた。— 貝澤 カイザー (@Kaiser_ritsuko) January 21, 2019
授業の一発目からなんの脈絡もない質問を始める先生。
先生に当てられたカイザーさんは先生からの質問に素直に答えます。
すると…
すると先生は黒板にサラサラと略図を描き、
「君んち、大体こんな感じでしょ?
まず家の北西に防風林、その手前に家神様の祠、これは多分お稲荷さんかな、そしてその反対、南東の方角にひょっとしたら馬頭観音を祀った碑があるかも。
違う?」
と。
完璧だった。
教室は激しくざわついた。— 貝澤 カイザー (@Kaiser_ritsuko) 2019年1月21日
なんと「群馬県の古い家系」といった情報だけで、先生はスラスラとカイザーさんの実家の様子を言い当てていったのです!
これにはカイザーさんを含めた生徒たちもびっくり。教室がざわつき始めます。
先生は教室が静まるのを待ち、
「皆さんは民俗学なんて得体の知れない、役に立たない学問だと思ってるかもしれないけど、こういう事ができるのが民俗学という学問です。
これから1年間、よろしくお願いします」
と微笑んだ。
未だにこれは最高の自己紹介であり最高の授業の始め方だったと思っている。— 貝澤 カイザー (@Kaiser_ritsuko) 2019年1月21日
ここまで完璧な自己紹介があるでしょうか…?
授業に入る前に、まず「学問とは何なのか」「これから学ぶことにどんな意味があるのか」を教えてくれる先生。
生徒たちにまるで魔法をかけるかのような自己紹介に、きっとこの先の授業も夢中になって耳を傾けたことでしょう。
広い視野と好奇心が大切!ネットからは共感の声
こう言うのが、大学に行く一番大切な意味だと思う。
— Kazuo Tooyama (@KZTooyama) 2019年1月21日
素敵!!
「博士の愛した数式」みたい。
どんな学問でも「学び伝える」尊さはほんといいなあ。学び万歳!!
失礼いたしました。— 神戸くまえもん (@kumaemon_1210) 2019年1月21日
すごく面白いお話でした!
民俗学の面白さをあらためて感じました(´▽`)
もっと勉強してれば良かったなぁ。
楽しいお話ありがとうございました!— ヘルシア (@herushiatya) 2019年1月21日
民俗学面白い!
— ♔愛深→あみちむ (@908RhQL) 2019年1月21日
学問に限らず、先入観だけで「役に立たなそう…」「興味ないなあ」などど突っぱねてしまうのではなく、広い視野と好奇心を持って何事も学ぶ姿勢を忘れないことが大切なのかもしれませんね!
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教室がざわつくような感性をもつ学生がいてることが貴重だし、うれしい。
うちの学生なら
「そんなこと知ってたって、仕方ないだろ」と言われて終わり。
不況のせいもあるけど、日本の学生の学びに対する意欲は、本当に低下している。
恥ずかしながら、自身も学ぶ意欲が低かった学生だったと思います…。
いまになって勉強しておけばよかったなと思うことも多いので、
自分より若い世代には実体験からそう伝えられるようしていきたいですね。
民俗学は履修してないが
教授が言い当てた程度なら群馬だけじやなくて
北陸、尾張、紀伊、丹波、鳥取、出雲、岩見、備前、安芸、山口3地域
は当てられるよ
す、すごい…!知識があるってかっこいいですね。
自分の地元の地域のこともわからない気がします…。
高校1年生の生物の初授業 君は今 生きているか。 なぜそう思う からはじまり オス メスの違いとは 繁殖とは 命をつなぐとは など、延々、数時間を費やしてくださった。愛とは と私の永遠のテーマにぶつかっていた私は、もう、生物の時間がまち同士くなり、こんな素晴らしいことを学べる喜びに夢中になってしまいました。
二人の講師で、A,B一クラスづつ持つことになりました。(私は経験あり)
初日に「先生には、成績の悪いほうのクラスを持っていただきます」「ほとんど寝てますので、気にかけずにやってください」「え?」
いざ始めてみると、だれも寝てくれない。
期末試験になり、「試験問題は、お二人の先生で50点ずつでおねがいします。」
いざ、始めて見ると、出来の悪いはずのうちのクラスが平均84点。いい方のクラスが58点。
教務がびっくり。「どのようにしたんですか?」
「私はしょっちゅう話が脱線するので、聞いてるか、聞いてないかだけじゃないですか?」ちなみに、その年の国家試験は全員合格でした。わかること言わないと、学生(人)は聞いてくれません。講演会でも同じです。准看,高看、専門学校、短大など、40年やって引退しました。最終講義では、お願いして、エレキギターを披露してきました。楽しい学校生活でした(私だけかもしれませんが^^)