憧れの田舎暮らしで、どうやって収入を得る？実際に聞いてみた！

みなさん、こんにちは！フォトグラファーのおかりなです。

今回、北海道の上川町という小さな街に一カ月ほど滞在することになり、現地ライターとして連載記事を書いています。
前回の記事はこちら！「都会から上川町へ。最高の一枚を狙って大自然を巡ってみた！」

上川町に来てから早くも二週間が経ちましたが、毎日楽しく過ごしています。東京の騒々しさが苦手だったので、時間がゆっくり進むこっちの方が私には合っているのかも（笑）。

そして今回は、生活する上でとても重要な「仕事」についてご紹介します！
上川町に実際に移住し、働いているみなさんにお話を伺いました。

様々な職を経験した後、上川町で酪農を営むことに。

最初に取材をさせていただいたのは、豊原生産組合で酪農をしている横山渚さん。たくさんの子牛たちにミルクをあげていました！

上手に吸えない子には手を添えてあげたり、全部で2時間くらいかかるそうです。酪農ってめちゃくちゃハード…同じ女性としてバイタリティ溢れる姿に感激しちゃいました。

そんな横山さんですが、酪農のお仕事は上川町に来て初めて挑戦したのだそう。
都会で飲食店や花屋など色々なお仕事を7年ほど続けた後、‟好きな仕事をしたい”という気持ちが強くなり移住を決意しました。

確かに広大な大地で、悠々と暮らしている牛さん。北海道といえばこの風景ですよね！この暮らしに憧れる気持ちはわかります。

そしてこちらの方は豊原生産組合の代表取締役をしている熊倉さん。

すごく優しそうで素敵な笑顔でした！すぐ近くに従業員のための寮も用意されているらしく、移住者にピッタリの仕事場ですね。

ゲストハウスの立ち上げスタッフから、蔵人（くらびと）へ

お次は上川大雪酒造で働いている、小野直斗さん。

北海道士別市生まれの小野さんは、上川町に移住してから2年が経ちました。
大学卒業後は札幌のスポーツ用品店で働いていたそうですが、友人から「層雲峡温泉街にゲストハウスを作るからスタッフとして手伝って欲しい」と声をかけられて上川町に移住してきたのだそう。

ゲストハウスがクローズしている冬の仕事先を探しているときに、酒蔵が人を募集していると聞いてここで働き始めたそう。今はゲストハウスも辞め、通年こちらで働いています。

酒蔵で働くことはおろか、日本酒をほとんど飲んだことがなかったという小野さん。入ってからは大好きになったそうです！

そんな小野さんが上川大雪酒造で一番オススメする日本酒は「純米神川」！

また、酒蔵に隣接しているギフトショップでしか取り扱いのないレアな日本酒「純米大吟醸雫取り」もおすすめだそう！私も日本酒が好きなので、手に入ったら飲んでみたいです（笑）。

オフの日は趣味の登山をよくしているのだとか！私が先日足を運んだ黒岳にも登っていて、雲海を何回も見ているそうです。羨ましい～～！天候が曇りの日でも山頂は晴れていることがあるらしいので、私も諦めずに行ってみます。

札幌に住んでいるとキャンプや登山をするまでに移動だけで数時間かかってしまいますが、上川町は30分運転すれば大自然が待っています！それも住もうと思ったきっかけだそうです。

上川町に住んでいる人が自信を持って勧める最高のお酒。
酒蔵に隣接されているショップの方にも、色々な日本酒やグッズが置かれているので、次回の記事で詳しくご紹介しようと思います！

上川町で念願のラーメン屋をオープン

お次は9月から上川町でラーメン店を開業した高橋圭介さん。

出身は北海道旭川市。旭川では中華料理屋さんやお弁当屋さんなど飲食店を中心に働いていたそうですが、なんとそのお弁当屋さんが倒産してしまい路頭に迷っていたところ、上川町で古くから愛されていた、こちらのラーメン屋さん「ラーメン鉄人しばやま」さんが後継者を探していると知り、家族に内緒で応募してしまったんだとか・・・！

無事に家族の了承を得ることに成功した高橋さんは、昨年6月から上川町でカミカワークプロジェクトの「ラーメンプロデューサー」に就任。

そこから1年間、町内の様々なラーメン屋さんで修行を積み、満を持して開店することになりました。
新型コロナウイルスの影響で開店が延期してしまったそうですが、上川町からの支援もあり、9月6日より、ついにオープン！

取材をした時はまだオープン前でしたが、「特製五目あんかけ焼きそば」を特別に作っていただきました！タレが絶妙な甘さでとっても美味しかったです！