笑うメディア クレイジー
より良い暇つぶしを届けるメディア

【インフルエンサー・タレント・ゲームクリエイターになるには?】北海道上川町が子どもたちにオンライン授業

これまで何度かクレイジーでタイアップをさせていただいている北海道のほぼ中心に位置する町「上川町」。

筆者自身、数年前から何度も足を運ばせてもらっており、気が付いたら上川町の学びのサイト「TOI LABO」の特別企画ページに登場するくらいの有識者ポジションを獲得していた。

もはや、上川町の「中の人」と言っても過言ではない筆者だから、上川町の小中高生を対象としたオンラインイベントにさえも、34歳の筆者が参加できた。

この「KAMIKAWA MIRAI PALETTE」は、業界の第一線で活躍する人物・企業がシゴトについてオンラインで授業をしてくれるというもの。特設サイトのコメントで「働きたくない」と明言する筆者にはピッタリということで招待していただいた。

1時間目:TikTokフォロワー250万人の「ぞのさんっ」

「KAMIKAWA MIRAI PALETTE」は3時間の授業構成。まず1時間目の講師TikTokフォロワー驚異の250万フォロワーぞのさんっ

一級建築士の資格を持ち、大手事務所で勤務したのち独立。現在はスマホなどのカメラ1台で誰も見たことがないような映像をSNSに投稿している、大人気TikTok・動画クリエイター。

@zono.sann

どの動画が好きですか?☺️#映像で遊ぼう #tt映画祭2021 #tiktok教室

♬ Cruel Summer - Taylor Swift

そんなTikTok・動画クリエイターと現地の子どもたちをオンラインで繋ぎ、チャットでリアルタイムなやり取りをしながら授業を行った。

ぞのさんっは、一体どのようにしてTikTok・動画クリエイターという地位を獲得したのだろうか。

例えば、友人と車を格好よく撮影したら。

企業案件を受注。

このように、自分が好きなこと発信していたら、いつの間にかTikTok・動画クリエイターになっていたという。

ぞのさんっ曰く、身の回りはネタの宝庫だという。
例えば、今回のオンライン先である上川町。今の時期ならまだ雪が多く残っている。北海道の人は雪に慣れてしまっているため、雪に対して何の感情も持たないが、雪に馴染みのない人からすると、雪という存在は最高のコンテンツなのだそう。

それを聞いた子どもたちから、上川町の魅力あるスポットが多数寄せられ、教える側のぞのさんっが、子どもたちに動画のネタを提供してもらうことに。

自分の身の回りにあるものを使って、まずは何でもいいから好きなことを発信していく。それがTikTok・動画クリエイターというシゴトへの近道。

上川町の子どもたちから上川町の魅力を聞いたぞのさんっは、近いうちに上川町で動画を撮影してくれるとのこと。上川町を舞台に一体どんな動画を撮影してくれるのか今から楽しみだ。



2時間目:大手芸能事務所ホリプロ、そして井上咲楽さん

2時間目は、大手芸能事務所である株式会社ホリプロ。コンテンツプロデューサーの前川謙一さんと、コミュニケーションプランナーの川北加津人さんが芸能タレントやそれを支える人たちに関する授業をおこなった。

昨今のコロナ禍で不足がちな「エンターテイメント」。お二人はそれを「心を豊かにするもの」と語る。

そんなホリプロからは特別ゲストとして、井上咲楽さんがビデオ出演。タレントになって気付いたことを教えてくれた。

印象的だったエピソードは、昔やっていたことが芸能界で役に立っているという話。

例えば、学生時代に記録100回達成するほど熱心に取り組んでいたシャトルラン。その経験のおかげでマラソン関連の仕事につながったり、プライベートでやっていた、ぬか漬けがタレントとしての個性として役に立っているという。

学校の授業や趣味など、無駄なことは一つもなく。何かに熱中していれば、いつかそれが花開くと、自身の経験をもとに語ってくれた。

さらにオンラインアンケートも実施。

上川町の子どもたちは意外にも、自分がタレントになりたいというよりは、タレントをサポートする側であるマネージャーやプロデューサーという仕事に興味を持っていた。

この回答にはホリプロの方も意外だった様子。

そして、プロデューサーの立場から、実際に上川町のPRにつながるエンタメ作品をプロが企画したら、どんなものを提案するか披露してくれた。

それが、この『上川WAYA物語』。
井上咲楽さんを主役として、ホリプロが上川町PRのために考えた映画のアイディアだ。

授業の最後に、上川町の子どもたちには、この『上川WAYA物語』のポスターを考えるという宿題が出された。

寄せられた子どもたちの宿題をプロが選定。
後日、井上咲楽さんと現地上川町に行き、そのポスタービジュアルを製作してくれるのだとか。もしも、自分の作品がプロの手によってポスター化されたなら、一生の思い出になることだろう。

3時間目:カプコンから『大逆転裁判』のプロデューサー

3時間目は『ストリートファイター』『モンスターハンター』『逆転裁判』などで知られる株式会社カプコンの授業。

ここでは『逆転裁判』シリーズの『大逆転裁判1&2』などを手がけたプロデューサー牧野泰之さんが、ゲーム業界に携わる様々な人やそれらに求められるスキルをリモート参加にて教えてくれた。

まず、1つのゲームが世に送り出されるまでに、数多くの人間が関わっている。

そして、各職業には複数のスキルが求められる。例えばキャラクターデザイナー。絵が上手なのは当たり前で、それ以外にも幅広い知識が必要なのだそう。

この『大逆転裁判』のキャラクター、シャーロック・ホームズで言うと、彼が使用するリボルバー1つとっても、銃の構造やギミックに関する深い知識がなければリアリティあるものは描けないのだ。

これは、どの職業にも言えることで、ゲームのプランナーであれば、文章を書くための国語力はもちろん、例えば討伐モンスターのHP計算のために算的感覚も必要。

牧野さんは「勉強」を「人生を楽しむためのモノ」と語る。


その理由は、幅広い知識があることによって、楽しいものに出会えるチャンスが広がるから。
「こんな勉強をしても将来役に立たない」と勝手に決めつけてしまっては、その先にあったかもしれない可能性を捨ててしまうことになる。

拒絶反応を起こさずに、あらゆるものに興味を持つことが大切で、実際『大逆転裁判』に関しても、牧野さんが興味を持ったドラマやゲーム、そういったものが土台となってプロジェクトのコンセプトが立てられ、それに沿った動きを様々なスタッフが行ったうえで完成したそうだ。

KAMIKAWA MIRAI PALETTEを振り返って

3時間にわたる授業であったが、大人の筆者が聞いてもその内容はとても興味深く、業界の第一線の方とコミュニケーションをとりながら学べる機会に感動した。

上川町の子どもたち限定というクローズドイベントではなく、広く皆さんに見てもらいと思えるほど充実した内容だった。

国勢調査の情報によると平成27年時点における上川町の1~14歳の人口はわずか350人ほどである。

それでも、上川町の子たちが未来を描けるように、各業界のプロを招いて今回のKAMIKAWA MIRAI PALETTEが開かれたのである。
人口減少という状況の中においても、子どもたちの育成に力を入れる上川町。きっとその未来のパレットは色鮮やかで明るいものになることだろう。

提供:北海道上川町 Welcome to Town of KAMIKAWA

コメントする

※未記入の場合、こちらの名前で投稿されます

※コメントは、コメントガイドライン をご覧のうえで投稿するようお願いします。

暇つぶしアプリの決定版!今すぐアプリをGET