猫がたくさんいる猫島や猫カフェを訪問しては猫の撮影をする人がたくさんいらっしゃいます。
しかし、そんな猫の撮影に関してある警鐘を鳴らす声があがっています。今回はある悲劇を体験したヤク物さんのツイートとともに安易な猫撮影の危険性をご紹介します。
pixta.jp
まず、始まりはこんなつぶやき。
なんか深夜に実家から電話来たんですけれど、どうもポリス沙汰が発生した模様
— ヤク物 (@nezikure) July 18, 2016
一体、なにがあったのでしょうか・・・。
物凄く気分悪いし、今スゲェ激怒してるので
文章がちゃんとしてるかわかんないですけれど
割と日本中どこでも発生しうる事件なので
本当に気をつけて欲しい
先に結論を言っとくんですけれど
『猫の写真撮る時にフラッシュ使うな』— ヤク物 (@nezikure) July 18, 2016
どうも島の外から旅行に来た人間が、ウチの近所で写真を撮ってたらしいんですけれど
馬鹿みたいにデカい機材で、無許可に敷地内に入って
無遠慮にバシャバシャフラッシュ焚いてたらしくて
近所の爺さんが注意したら、物凄い乱暴に悪態をつかれて
撮影が趣味だの、別にいいだろだの喚いた模様— ヤク物 (@nezikure) July 18, 2016
そこから少し離れた所で
ジュースの自販機に頭こすりつけてみゃあみゃあ言ってる猫を見つけて
爺さんがピンときて、即座に母さんを呼んで
暴れる猫確保、取り敢えず不法侵入で通報で逃げる前に御用
父の帰宅を待って猫を病院に連れて行ったけど
猫は『目が見えてない状態』ですわ— ヤク物 (@nezikure) July 18, 2016
そう、フラッシュ撮影の強い光によって、飼っていた猫が瞳にダメージを受けてしまったというのです。
猫は『顔に何か張り付いているのを取りたい』ように
頭を何かに擦り付けたり、脚で必死に
『額を拭う様な動き』を繰り返しているそうですの
回復の見込みが全く無いというわけではないらしいですけれど
それでもほぼほぼ元通りにはならないとのこと— ヤク物 (@nezikure) July 18, 2016
その後、お父さんが動物病院に連れて行ってあげたそうなのですが、状態は思ったよりも深刻な様子。
カメラ持ってでかけて、良いと思った物を写真に収めるのは良いですわ
でも『撮ったらいけないもの』もあれば『撮るべきでないもの』
『してはいけない使い方』と言うのがありますの。
夏ですし、旅行や行楽ででかけた先で
動物を見つけたら写真撮りたくなるのはわかりますけれど— ヤク物 (@nezikure) July 18, 2016
お願いだから、動物に対して
『フラッシュを炊くの』はやめてくださいまし。
最初『猫に』と言いましたけれど、猫以外の生き物にもお控えになった方が良いですわ。
というか焚くな、本当に
あの子はもう目が見えないですわよ、コレばかりはもうどうしようもない。— ヤク物 (@nezikure) July 18, 2016
その可愛さのあまり、ついつい写真を撮りたくなってしまいます。しかし、それが動物たちにとって深刻な影響を与える可能性があると、知っていた人は少ないのではないでしょうか。人間の無邪気な行為が、知らず知らずのうちに動物たちを傷つけていたんですね。
さらに、ヤク物さんはこう語っています(刺激的な言葉が含まれますが、心中を察してお読みください)。
ウチの子はもう取り返しがつかないですけれど
これから、休暇に行楽先なんかでカメラを持つ方、使われる方は
本当に、本当にお願いだから『動物の写真を撮る時にフラッシュを焚かないで下さい』
やるなら自分の眼にでも向けろ、若しくは死ね。
— ヤク物 (@nezikure) July 18, 2016
ヤク物、可能な限り公の場で
『死ね』『死んで欲しい』の様な願望以上の言葉を使わない様に気をつけて来ましたし
ソレ以上の加害に関しても
『こうなって欲しい』程度の願望に留める様に努めて気を配ってきましたけれど
この手の輩に関しては、許されるなら眼球を摘出してやりたい— ヤク物 (@nezikure) July 18, 2016
取り敢えず、この先あの子はウチの預かりになって
様子を見ながら生活させる事になるでしょうけれど
『目の見えない猫』がどうなるのかを考えると、気が重い。
人間の盲目とは違うでしょうけれど、だからこそ社会保障や補助なんて望めない
ソレに関して最善を尽くしても『最善かどうか』もわからん— ヤク物 (@nezikure) July 18, 2016
心が痛みますね。このつぶやきを読んだ人からも、悲しみとともに自分も知らないでフラッシュ撮影をしていたかもしれないというコメントが寄せられています。
@nezikure はじめまして。猫ちゃんの目が少しでもよくなりますように…
私自身無遠慮に写真を撮ったことがもしかしたらあったかも知れないと今我が身を思い返しています。無知は罪です。
お辛いお話なのでしょうが教えてくださって感謝しています。— 白黒 (@blanc_et_noir_6) 2016年7月19日
@nezikure @aircraft_island 悲しいですね。「写真撮影の時に動物に対してフラッシュを使ってはいけない。」と伝えていかないといけませんね。野良猫が鼠を捕食するから得する人間はいる。野良猫がいないと道路上で鼠が徘徊し人間が損をします。
— マーキュリーマーク (@098mercurymark) 2016年7月19日
@nezikure RTで拝見しました。たいへんお気の毒です。「不法侵入して大型機材で」ほど悪質でなくても、さほど考えずにスマホで撮る人は多いと思いました。自省と周囲への注意喚起致します。https://t.co/2lM1haIzNS
— 『53』 (@53dayo) 2016年7月19日
@nezikure 猫ちゃんの視力出来るだけ回復致しますよう願うと共に不心得者の自称写真家が正しい知識で動物を撮る事を心掛けてくれる事を願います
— さがるや@おでこキャラはかわゆい (@sagaruya45) 2016年7月19日
人間にとって、それほど影響のないフラッシュ。
でも動物も同じかというと、そうではないんです。特に猫のような夜行性動物の瞳は、暗闇でもわずかな光を取り入れて周囲が見えるような構造になっています。それゆえ、光に対して非常に敏感で、フラッシュなどを間近で焚かれると失明してしまう恐れがあるのです。
ですから、もし街で猫を見かけたとしてもフラッシュは厳禁。周囲でそのような撮影している人がいたら、しっかりと教えてあげましょう。
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