そんなLINEに、華を添えてくれるのがLINEスタンプです。スタンプは一般の人でも作成、販売が可能なことから、数多くのスタンプがリリースされています。今回ご紹介するスタンプもそんな一つの作品なのですが、作者は人間ではありません。
なんとゾウなのです!
しかも、スタンプを描いた背景には、ある大切な目的があるのです。
9歳のアジアゾウが描くLINEスタンプ
そのスタンプを描いたのは、千葉県「市原ゾウの国」で飼育されている9歳のアジアゾウ、ゆめ花ちゃん。
驚くべきことに、ゆめ花ちゃんの特技は絵。
飼育スタッフとの練習の成果で、花やゾウ、文字まで描くことが出来るのです。そんな特技を生かして、このたび挑戦したのがLINEのスタンプだったのです。
昨日、勤労感謝の日にその完成お披露目会が行われ、パフォーマンスとして来園者の前で、ゆめ花ちゃんが絵を描きました。
キャンバスに向かう、ゆめ花ちゃん。
器用に鼻で筆を掴み、絵を描いています!
こちらが完成した作品。
にこちゃんマークとLINEの文字がしっかり描かれています。
すごい!ゆめ花ちゃん!!
ゾウの知能が高いとは知ってたけど、ここまでできるとは!
そしてこちらが、ゆめ花ちゃんが描いたスタンプです。
数は8個とやや少ないですが、使い勝手のいいものばかりです。
というか、ゾウが描いたとは思えないクオリティ。絵心がない人間よりよっぽど上手かもしれませんね・・・。
LINEスタンプの収益は、ゆめ花ちゃんの妊活費用に
素晴らしい才能にビックリしてしまいますが、このスタンプ制作にはある目的があるのです。
それは、ゆめ花ちゃんを母親にしてあげること。
ゆめ花ちゃんは、市原ゾウの国で誕生した日本生まれのゾウです。日本生まれとして最年長のアジアゾウなのですが、残念ながらお婿さんがいません。
また、日本生まれのゾウが妊娠した事例は過去に一度もなく、ただでさえデリケートなゾウの繁殖を成功させるには、繁殖可能なオスのゾウがいる動物園に6か月~1年ほど滞在しなければならないのです。
しかし、それには莫大な費用が掛かります。
その費用は、なんと2000万円!
これまで、多くの方からの寄付によって、やっと目途が立つところまで来たのです。今回のスタンプ販売は、そのあと一歩を埋めるため。
なんとしても、日本生まれのゾウで初の出産を、そしてゆめ花ちゃんをお母さんゾウにしてあげたいですね。
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