スタジオジブリが、ある作品をアニメ化しました。
その作品とは、なんと「鳥獣人物戯画」。ウサギやカエルを擬人化をした「日本最古の漫画」と呼ばれる800年以上も前に描かれた絵巻物です。
その作品とは、なんと「鳥獣人物戯画」。ウサギやカエルを擬人化をした「日本最古の漫画」と呼ばれる800年以上も前に描かれた絵巻物です。
そんな鳥獣戯画とあのスタジオジブリがコラボをしたのです。
この「鳥獣戯画 出会い篇」は、4月から電力の小売り事業を開始する丸紅新電力とジブリがタイアップをして制作した動画。
絵柄をそのまま活かし、また一枚絵が動いているように感じるアニメーションとして、鳥獣戯画に命を吹き込んだのです。
突然降り出した雨
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ウサギは雨宿りをします
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すると、突然カエルが傘を差し出すのです
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困惑するウサギをよそに、カエルは土砂降りの中を走り去って行ってしまいます
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必死に追いかけるウサギ
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しかし、ぬかるみに足を取られてしまいます
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ウサギのピンチに、カエルがとっさに反応
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ウサギを支えてあげます
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しかし、抱き合ってしまったことに恥じらうふたり
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そして、相合傘をすることに。カエルは照れています
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作品時間はわずか32秒。非常に短い映像にも関わらず、登場人物の感情が手に取るように伝わってきます。胸にジーンとくる甘酸っぱい動画ですね。さすがはスタジオジブリ!
でも、あのウサギってメスだったんですね。知りませんでした(; ・`д・´)
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短いアニメですが、素晴らしい表現力で、久しぶりにとても感動しました。鳥羽僧正さんの絵をここまで咀嚼して、兎などニュアンスを少しアレンジして描くなど、すごい。第一級のアーチストさんが描かれたのですね。鳥羽僧正さんの絵は既に飛び出さんばかりにギンギンに躍動しており、アニメという表現手段がなかったので絵巻になったのか、というのがよくわかります。生きていれば、本当はこういう表現がベストなんだと言うかもしれません。私のような素人にとって、絵巻を見る目や解釈をさらに深めて頂いた気がします。