総合評価 ★★★★★
これからお話をするのは「2万5000ドルのアドバイス」とか「2万5000ドルのアイデア」などと呼ばれる有名なエピソードです。
1人のコンサルタントがある会社の社長にこんな提案をします。
「仕事の効率が少なくとも50パーセントはアップするアイデアがあります」
社長が興味を示すと、コンサルタントは次のように手順を説明しました。
手順1 1枚の紙に「明日やらなければならない重要なこと」を6つ書き出す。
手順2 書き出した6つに、重要度が高い順に番号をつける。
手順3 この紙をポケットにしまい、翌日の朝一番から番号1の仕事にとりかかる。
手順4 他の仕事はしないで、その仕事に集中する。
手順5 1番目の仕事が終わったら、次は2番目の仕事にとりかかり集中する。
手順6 2番目の仕事が終わったら、次は3番目の仕事にとりかかり集中する。
説明後、コンサルタントは「以下は同じです。他の仕事が入っても迷わないでくださいね。何しろあなたは1番重要な仕事をしている最中なんですから」と話し、そして、最後にこう言ったのです。
「このアイデアをやってみて、よいと思ったら部下にもやらせてください。そして、あなたがこのアイデアに見合うと思う金額を、報酬として私に送ってください」
数週間後、社長からコンサルタントのもとに、お礼の手紙と2万5000ドルの小切手が送られてきたそうです。
このネタの用途例
◎「仕事に優先順位をつけて、それに集中することの大切さ」を伝えるときの前フリ。
◎ 何から取り組んでいいかわからなくなっている人へのアドバイス。
効果的なアレンジ例
最初に「ビジネス書などでよく登場する話なので、ご存じの方もいるかもしれま
せん」と言ってもよい。
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