総合評価 ★★★★★
皆さんは、もし、金曜日の朝に上司から「忙しいところ悪いが、来週の金曜日までにこの資料をまとめてもらえないか?」と頼まれたとしたら、いったいいつ、上司に資料を提出しますか?
「来週の金曜日までに」と言われたのだから、来週の金曜日に提出しますか?
「仕事が早い」と周りから一目を置かれている私の知人は、「金曜日の朝に、来週金曜日までに頼む」と言われた仕事は、まず、翌週の月曜日までに概略と中身の2割を完成させて、「こんな方向性でよいでしょうか?」と上司に確認するそうです。
それで、方向性がズレていないことが確認できたら、なんと水曜日には8割以上完成した資料を仮提出するそうです。
そうすると、たいがいの上司は「早いね!」と驚いてくれる。そして、「このまま進めてくれ」と言われたら翌日の木曜日には完成させられるし、軌道修正が入っても金曜日までには余裕で対応できるとのこと。
彼曰く。「上司の言葉を真に受けて、『来週の金曜日までに提出すればいいや』なんて思って、音沙汰無しにしていると、上司は木曜日の夜には『あの件、どうなった?』と、内心かなりイラついて聞いてくるはず。それに、納期ギリギリまで引っ張っていると、 予定外の仕事が入って、納期に間に合わなかったりするのがよくあるパターン。
納期どおり金曜日の朝に提出しても、まったく上司は驚かないし、もし方向性が違っていたりすると、 『今日中に直して再提出』 なんて最悪なことになる」
いやはや、耳がイタイですね。
このネタの用途例
「前倒しの仕事は、結局、自分を助けることになる」という話の前フリ。
効果的なアレンジ例
「私にも覚えがあるのですが」と、自分の「納期を守れなかった失敗談」を絡めるとエラそうに聞こえない。
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