立派な赤富士を撮影した一枚の画像。でもこの赤富士、実は室内で撮影されたものなんです。
一体、どうやって撮影したものなのか分かりますか?実はクレイジーではこの赤富士の撮影現場に密着していたのです。
クレイジーが密着!赤富士撮影現場
撮影が行われたのは、富士山のある静岡県でも山梨県でもない、神奈川県のとあるスタジオ。
周囲にはもちろん富士山なんて見えないし、ここからあのダイナミックな赤富士を撮影できるはずなんてないのに・・・。
早速内部に潜入。ここがその撮影現場。
めちゃめちゃ寒い!
それもそのはず、ここは冷蔵スタジオなんです。室内の気温は7度。
筆者以外の関係者は皆、防寒着を着こんでいます。
筆者が凍える中、隣の作業場でせわしなく作業をするスタッフたち。
そのスタッフが運んでいたのは大量のブロッコリー。そして・・・。
肉!!!しかも国産和牛、宮崎牛の巨大なブロック肉です!
そう、勘のいい方ならもう気付いたことでしょう。先ほどお見せした赤富士の画像は、これらの食材を使って再現したものだったんです。
日本一の肉で作る日本一の山
ブロッコリーを木に見立てるのは、その形からも理解できますが、なぜ富士山を肉で。しかも高級な宮崎牛で作るのか。その理由は、宮崎牛が日本一の肉だから!
宮崎牛は平成29年度の全国和牛能力共進会(別名:和牛のオリンピック)にて最高位の名誉賞である内閣総理大臣賞を三大会連続受賞した、日本一の肉なんです。だから同じく日本一である山、富士山を再現することになったんだそう。
その制作過程は、土台の上に一枚一枚スライスした肉を手作業で重ねていくという人力。
しかも山頂に近づくにつれて、色合いが変わるグラデーションを、肉の部位を使い分けることによって再現するというのです。
気の遠くなる作業なのはもちろんのこと、肉の鮮度を落とさないために作業は常に冷蔵スタジオの中でおこなわれました。
完成よりも先に、Tシャツ一枚で作業を見守る筆者の限界が近い。
作業開始から約1時間半。
まだこれだけ!!
作業を見守り続けた筆者の体温もついに限界。全身から鳥肌が立つ。
富士山完成を待たずして限界を迎えた筆者は、スタジオの外に避難。ここで、温かいコーヒーでも飲んで温まろうとしたのですが・・・。
ALL つめた~い!!
取材中に長時間抜けるわけにはいかず、再び極寒の撮影スタジオへ。
ブロッコリーで作られた麓の森はほぼ完成。こちらも一つ一つ爪楊枝で土台に差し込んだ手作業です。
富士山も七合目付近まで完成。
アップで見ると山頂に近づくにつれて、赤身の少ない部位を使っていることが分かります。
真っ赤で新鮮そのもの!さらに、富士山の積雪は霜降りのお肉で再現。
こんな美味しそうな富士山は見たことがない!
そして、作業開始から3時間半。ついに完成です!!
日本一の肉、宮崎牛
完成した赤富士をダイナミックなカメラワークとともにご覧ください!
クオリティがすごい!ぱっと見、本物の赤富士にしか見えないもん!!
森の再現に使われているのは宮崎産の野菜(ブロッコリーだけかと思いきや、よーく見てみると宮崎産のゴーヤーやキュウリも使用されています!)。
そして富士山に使われている宮崎牛は自然に囲まれた宮崎の土地で育てられた黒毛和牛。かつ、肉質等級が4等級以上で、指定された種牛を父にもたないと名乗ることができない貴重な肉なんです。今回の撮影には、そんな高級和牛をどーんと17.3キロも使用したんだとか。
撮影で使用したお肉は、もちろん撮影後にスタッフが美味しくいただいたそうで、本来なら筆者もありつきたかったのですが、冷蔵庫で凍えたために撤収時まで密着することが出来なかったのが唯一の心残り。
特設サイトでは、動画のメイキング映像や宮崎牛のお取り寄せもできます。
スーパーで見つけてもなかなか手が出せない国産和牛ですが、たまには贅沢してみてもいいかもしれません。そしてせっかく贅沢をするからには、日本一の肉、宮崎牛を堪能してみてはいかがでしょうか。
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やっぱ宮崎地味に有名。。。
自然で有名なんだがもっと経済回れ。