ハサミから時計まで!様々なレーザーポインター
それにしてもめちゃくちゃ色んな種類ありますよね。
プレゼンテーションが大きなスクリーンで行われるようにつれて、以前から使っていた指示棒で対応しきれなくなってきたんですよ。
確かにめちゃめちゃ長い指示棒とか邪魔でしかないですもんね。
そこで色を緑にして見やすくしたりとか、あとプレゼンの際に使うPower pointの操作とレーザーの操作一緒になったやつあったらいいなとかで増えていったんですよ。
そういった経緯で様々な種類が増えていったんですね。
Power pointと一体になったやつが出た時は転換期でしたね。
これがそのやつですか?
そうですね。ちなみにこれ当時のやついくらくらいだと思います?
急な問題(笑)う~ん、4000円くらいとか?
その10倍くらいします。
えー!なんかあの失礼しましたごめんなさい。
いえいえ。当時は全然認知されてなくて、10年前20年前で4万弱したんですけど、こんなの誰が買うねん!って言われてたんですよ(笑)。
(笑)
これがプレゼンテーションに使われるようになって爆発的に売れたんですよね。そこからさらに色々と出たんですけどね。あと本当は電池を小さくして、小型化とかもできるんですけど。
何か問題があるんですか?
レーザーポインターって日本ではガチャガチャで流通してたんですよ。玩具の。
あったあった!ちっちゃいレーザーポインター!
実は1990年代の後半には女子高生の三種の神器と呼ばれた時もあったんですよ(笑)。ナンパの時にレーザーポインターで相手を指すのに使ってたらしいんですけど。
そんな時代あったんですね(笑)。
ただそれは粗悪で、大きな事故や事件を引き起こしてしまったんです。その結果、経済産業省が法規制を始めて、ガチャガチャのカプセルに入らないようにレーザーポインターは8㎝以上長さが無いとダメっていう規制がかかったんですよ。
それで小型化できないんだ!
そうなんです。技術的には全然可能なんですけどね。
そういう問題が原因で商品の成長が阻まれるのは悔しいですよね。
(突如会話に乱入するカメラマン)最近、長物のガチャガチャ出てきましたよね。
え、そうなんですか?
おもちゃの剣とかスティックみたいなのが入っていて割と大きいガチャガチャ最近見ますよ。
..................................。
じゃあまた長くなっちゃう。
対策が必要ですね...。ちょっと気を取り直して、他の種類も見せてください。
どうぞどうぞ。
さっきからすごい気になってたんですけどこれもレーザーポインターなんですか?
これはハサミにレーザーポインターがついたものですね。レーザーに沿って切れば真っすぐに切れるって物なんです。もう販売は出来ないんですけど。
レーザーの部分が小さいですもんね。
それもそうなんですけど、もう一つ問題がありまして...。
...これハサミとレーザー同じ方向むいちゃって意味なくないですか?(笑)。
そうなんです。ハサミがぶれたらレーザーも一緒にぶれるので(笑)。
なんだそれ。
あとこれとかも。
一見普通の奴ですけど。
これはホログラムタイプと言ってボタンを押しながらペン先を回すと...
すごい!指になったり矢印になる!
あとこれなんかはスマホにつけるレーザーポインターですね。
これもサイズ的に日本ではダメなタイプなんですけど、これをスマホに装着してアプリと連携させると、レーザーポインターにもなるしPower point のリモコンにもなるっていうものなんですよ。
めちゃくちゃ便利なのに日本じゃだめなのか。ガチャガチャのレーザーポインターの罪たるや凄まじいものがありますね...。
他にも色々な種類のレーザーポインター集めてたんですけど、捨てられちゃったんですよ(笑)。
え?!
それこそスターウォーズのライトセーバー型のやつとか私財を投げ売って買ってんですけどね。
勝手に捨てた人誰なんだよ。
ちなみにレーザーポインターの展示会とか行くと、なんでこんなのについてるの?ってやつも結構あるんですよ(笑)。とりあえずつけてみましたみたいな。
あとこれもそうなんですか?
これはレーザーではなくLEDなんですけど、音に反応して光るパーティーモードがあるんですよ。
めちゃめちゃ面白そうだな。
音鳴らしてみてください。
音鳴らしたら光った(笑)。
あと指示棒とレーザーポインターが一緒になってるやつとか。
やばいめっちゃ楽しい。でもこれいつ使うんだ。
近い物は指示棒で指して、遠い物はレーザーで指すという物なんですけど...。そんな場面ある?っていう(笑)。
もうはなからレーザーでいいですよね(笑)。ただ不思議と使うっちゃうなぁ...。
その他にも様々なレーザーポインターを紹介していただきました。
コチラはレーザーポインターをスワロフスキーでデコレーションした物。女性にハマるだろうと作成したもののボツに。
コチラは時計と一体となったレーザーポインター。レーザーが小さすぎるので販売はできないとのこと。めちゃくちゃロマンあふれる2in1なのに!
すべては使い方次第
ただこういう面白い物だとか、便利なものが誰にでも手に入るようになると、誤った使い方をしてしまう人も増えてしまいますよね。
実際レーザーって本当に危険で、それこそ何メートル何千メートル先から誰かの目を潰そうと思ったらできるわけなんですよ。なので今世の中にはびこっているハイパワーのレーザーは危険なんですよ。
確かにもし近所にそれを持っている人がいたら、その人のやりようによっては自分の目すら危ないですもんね。
さらに言うと、自分の目に誰かがレーザーを当てていても、日中とかだと光線の軌跡も見えないですし、「なんか目に違和感あるな」ってくらいにしか感じないんですよ。なので気が付かないうちに目がやられてしまう可能性もあるんです。
本当は便利な物のはずなのに。
遠くから指示できるのもそうなんですけど、近くで非接触で指示を出すのにも適しているんですよ。例えば手術中のお医者さんが患者の体を触れずに「ココ」と指示できたりするのがレーザー光線なんですよ。使い方によってはすごく有用なんです。
正しく使ってほしいですよね。
今後の展開やお客様について
今後どういったお客様に来ていただきたいですか?
商売的に言えば勿論、沢山買ってくれるお客様がいいんですけど(笑)。それも本音ですが、一緒に新たなシーンを切り開いてくれそうなお客様で、特に工事や建設、医療などの現場で使用される方のニーズは大歓迎です。どんどん問い合わせしてほしいです。レーザーポインターは、他に類を見ない、代替不可能な本当にユニークな製品ですから。プレゼンテーションというメインを更に深掘りしたり、全く違うシーンを一緒に切り開ければ最高ですね。
くれぐれも親子で風船割りに来るのはやめてほしいですね(笑)。本日はありがとうございました!
ありがとうございました。
誰にでも手に入る玩具のようなものから始まり、それが誤った使い方をされ、規制されたという過去があるレーザーポインター。その背景や、それに伴い「そもそもレーザーポインターとは何なのか」ということを広く知らせる使命にも似た思いなど、様々な「経緯」を聞くことができました。そんな情熱を持ち続ける株式会社フクミの今後の活躍も楽しみです。
ではまた~。
公式サイト:株式会社フクミ
協力:レーザーポインター専門店 LASERS
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こういう考えでお店できるってすごい。
本当に素晴らしいと思います。
使い方次第で生活の役にも立てば凶器にもなるっていうのは包丁とかライターでも同じだけど、レーザーポインターの場合は法整備が間に合っていないことが一番の問題かもね。簡単に入手できて、コンパクトに携帯できて、法律にも引っかからない。なのに攻撃力が非常に高い
そしてカメラマンさんが良いキャラしてて好き 笑
本当にそうなんです。それに使ってる側の意識が非常に問われるものなので注意してもらいたいところですよね。
鋭い指摘に沈黙させられました笑