あー、なんかのんびり温泉でも行きたいなぁ!
そんな時に「現代版湯治」に取り組む温泉地があるという情報を聞きつけて、さっそく行ってきました、日本一のおんせん県もとい大分県へ!
今回こーんが訪れたのは、大分県竹田市直入の長湯温泉。日本で最も良質な天然炭酸泉が湧き出ることで有名です。
しゅわしゅわ泡が刺激的!ラムネ温泉館へGO
まずは、モダンな外観のラムネ温泉館にやってきました。
中庭も広々としていて綺麗。大浴場のほか3つの家族風呂があります。
大浴場露天風呂のラムネ温泉と家族湯のラムネ温泉は泉質に違いがあり、大浴場ラムネ温泉は泡付きがよいのが特徴です。
ラムネ温泉とは、高濃度天然炭酸泉の名称。
世界有数の炭酸泉温泉と知られる長湯温泉内でも一番炭酸ガス含有量が多く、顕著な泡付きが楽しめます。ただし、泉温は32℃と低いため、にごり湯との併用が必要です。ぬるめですが浸かっているうちにだんだんと体がポカポカしてきたような。
入浴してしばらくすると全身を銀色の泡が包む様子から名付けられたそうです。もちろん源泉かけ流し。世界的にみても大変希少な温泉です。
お湯に入るとすごい勢いで肌に気泡が付きます。
しゅわしゅわとした泡が心地良く、まるでラムネに浸かっている気分。
炭酸泉って何がスゴイの?
長湯温泉は入浴に適した温度で、炭酸ガス濃度が高い温泉です。
炭酸ガスは皮膚から体内に吸収されると全身の血管が開いて血液の流れがスムーズになります。末梢血管まで行きわたるため、血圧が下がり心臓への負担が軽減されるだけでなく、まろやかなお湯は肌に潤いを与え美肌効果まで体験できます。
普通の沸かし湯に入った場合のサーモグラフィーと・・・
炭酸泉に入った場合のサーモグラフィー。
このように一目瞭然!
ラムネ湯の中庭には飲泉所があり、温泉を飲むことができます。
その他にも中庭には不思議なオブジェがあって、童話の世界に迷い込んだ気分。
温泉ミネラルがたっぷり入った超硬水のサイダーも。
甘さ控えめで美味しかった~。
長湯温泉といえばココ!御前湯で飲泉にチャレンジ
次にやってきたのは、ドイツ風の建築が特徴的な御前湯。
御前湯は野口雨情や与謝野晶子といった文人も数多く訪れたという、歴史ある代表的な日帰り温泉施設です。
なんだか風情がある~!
ここ御前湯にも飲泉用のコップが置いてあったので勇気を出して飲んでみることに。
古くからヨーロッパ、とくにドイツでは温泉療養のひとつとして飲泉を行ってきました。炭酸ガスを多く含む温泉や飲泉は胃腸の働きを活発にし水分の吸収を助けます。利尿作用や便秘に効果があることから、老廃物を取り除きデトックス効果も期待できます。
温泉街にはほかにも数か所飲泉所が設置されています。一度に飲みすぎるとおなかを壊すこともあるのでご注意を。
こちらは薬師堂の飲泉場。
ぶらぶらと温泉街を散策したり、温泉を楽しんだり、長湯温泉でしっかり癒されてきました!
長湯温泉で心も体もぽかぽかに。
実は、長湯温泉では「御前湯」の利用で医療費控除申請ができるんです。
温泉療養を行い、かつ要件を満たしている場合には施設の利用料金、施設までの往復交通費について、所得税の医療費控除を受けることができます。
医療費控除に必要な要件は以下の通り
・一世帯の一年間の医療費が10万円を超える方 ※1
・御前湯の利用が概ね1か月に7日を超える方 ※2 ※3
※1.世帯主が扶養に入っているかで変わります。※2.医療費控除について国税庁のHP等でご確認ください。※3.控除の対象となる範囲(例:どこからどこまでの交通費が対象か)については税務署判断となります。詳しくはお近くの税務署までお問い合わせください。
また、新たな拠点施設として温泉利用型健康増進施設(クアハウス)の建設を進めています。こちらでは歩行浴などの運動浴も楽しめるようになる予定で、平成30年10月の完成が楽しみです。
そして、竹田市内に宿泊する場合はチェックしたいのが、竹田式湯治パスポート。
この竹田式湯治パスポートを持つことで、「温泉療養保健システム」に基づく給付とその他特典を受けられます。このシステムは竹田市による日本初の取り組みなんです。
ゆっくり休みが取れたら。長湯温泉でしっかり疲れをとるプチ湯治体験、なんていいかも!
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こーんちゃんだ!