この不条理なゲームにとどめを刺すのは誰か?美少女が戦う映画『放課後戦記』
NMB48・市川美織さん主演の大ヒット舞台がついに実写映画化!
現在上映中の映画『放課後戦記』は、様々なコスチュームの美少女が魅せるアクション&バイオレンスムービーです。
映画だからこそ表現できる、切れ味のいいアクションも魅力の一つ。
そして、注目のネクストブレイクガールズがたくさん出演しています。映画の見どころや舞台版との違いを、監督の土田準平さんに伺いました。
インタビュアーは舞台版で都解未明役を演じた井上果歩さんです。
不条理な世界で生きていく、女の子の成長の物語を描きたかった
土田監督とは舞台を見に来ていただいて以来ですね。
井上さんのことは覚えていますよ。ちゃんと考えて演技しているなという印象で、記憶に残っています。
ありがとうございます。今回、人気の舞台作品を映画化するうえで苦労したことはありますか?
舞台は何もない空間でも僕たちが想像で補完できるけれど、映画はそうはいかない。映像ではそのイメージをどう具現化するか、そのことは徹底的に考えました。例えば赤い木だとか、キャラクターの制服とか。どこか非現実的な世界観をどう見せるかという点は工夫をしました。イメージモチーフとして『不思議の国のアリス』がベースにあるんですよ。不思議な世界にもぐりこんでしまってあの制服になって、ウサギに会ったりとか、ハートの女王みたいなキャラクターがいたりとか。
そう聞くと納得できる部分がたくさんあります!
実は映画と舞台はもともと並行して動いていたんです。だから舞台に従って映画化する必要はなくて。重点的にやりたかったのは、不条理な世界の中で生きていく、トラウマを抱えた女の子がどういう風に成長していくかということでした。
市川美織さんにとっては初めての映画主演ですね。
いまとなっては笑い話ですけど、彼女のことは相当追い込んだんです。
2週間ぐらいリハーサルをしたんですが、ワンシーンだけずっと同じことをやらせていて、何が何だか分からなくなるくらいまで追い込んで。型にはまらず、自分のなにかとリンクさせて芝居をしてほしかったんです。
自分の中のなにかとリンクさせた芝居をするって、とても大変なことですよね。
そうなんですよ。でも、それは市川さんならできると思っていたから。最初のオーディションの時は、台本を読ませないでインタビューをしたんです。不条理なものを与えられたとき、それをどう解決したり解決できなかったりしましたか、と。自分の体験で語れる子が主人公をできるかなと思っていて。そこは市川さんはクリアしていたので。
本作ではバイオレンスな描写も多く出てきます。
暴力描写をある種否定したかったんです。単なるスプラッター映画になってしまうと、それは伝えたいことから離れてしまうから。
アイドル映画と思われがちかもしれませんが、実は強いメッセージ性を持った、見ごたえのある作品ですよね。
アクションの質も前半と後半で分けているんです。前半はいわゆる魅せるアクションでスピーディーに。でも、瀬名が全部分かった後のアクションは、もっとエグく痛々しく描いています。自分の立ち位置をどう見るかによって痛みも変わってくる。それだけ自分の嫌なところと向き合うことはつらいし、傷口をえぐるような思いをする痛いことだから。でもそれは自分にしかわからない、そこを視覚化したかったんです。
映画版は舞台版とまたひと味違っていて、舞台版を見た人も「そうきたか」と楽しめる作品に仕上がっていますね。見るたびに「こういう解釈もできるな」と新しい発見があります。
描いているテーマが難しいので、映画を一回見ただけじゃわからないと思うんです。ぜひ何回も見ていただきたい(笑)
気になる続きはIMAZINEで!
このインタビューの全文はIMAZINEで読むことができます。
撮影の裏話や、より深く『放課後戦記』を理解できる情報も⁉
IMAZINEでは他にも、いま輝いている人の本音に迫るインタビューが満載です。
ここでしか読めないインタビューは読みごたえ抜群。
ぜひチェックしてみてくださいね。
映画公式サイト:放課後戦記
公式サイト:IMAZINE
提供:放課後戦記製作委員会
スポンサーリンク
スポンサーリンク