スイカ割りと言っても、ビーチでリア充たちがやるような目隠しをして棒で叩き割る。そんな動画ではない。
生活用品の輪ゴムをひたすら巻き付けて、スイカを割る動画だ。輪ゴム一本の力は微々たるものでも、輪ゴムが十本、百本と数を増していくにしたがって締め付ける力が増していき、最終的に輪ゴムによる圧力にスイカが耐えきれなくなって、割れるというもの。
ヤシの実を衝動買いする
事の始まりは、2月26日の月曜日。
この日、筆者は前の週に休日出勤していたため会社を早上がりし、意気揚々と自宅に帰った。しかしその帰路で立ち寄った地元のスーパーで見つけてしまったのである。このヤシの実を。
スーパーでヤシの実売ってたから買っちゃったけど、どうしようかなこれ・・・ pic.twitter.com/l7ZQCgDTmb
— CuRAZYサイトー (@CuRAZYsa) February 26, 2018
普段、果物なんてバナナとミカンくらいしか置いていない地味なスーパーに何故か置いてあったヤシの実。早上がりによる一時のテンションと物珍しさで思わず購入。ちなみに価格は500円。お買い得な気もするが、いかんせん日本でのヤシの実の相場を知らない。
その後自宅に持ち帰ったものの当然もてあまし、どうしようかと考えていた際に、例のスイカ割り動画を思い出す。
そこで、ヤシの実を輪ゴムで割ってみることにした。
スイカと比較するとヤシの実の硬さは尋常ではない。しかし輪ゴムの締め付ける力を1とするなら、その数が増えるにしたがって締め付ける力も強くなる。つまり理論上はいつか割れるはずなのである。
1日目 手が痛い
こちらが、自宅からはるばる一時間電車に揺られてリュックサックで持ってきたヤシの実。
仕事中に輪ゴムをいじっているのは他の社員の目があって気が引けたため、勤務時間を終えた後、地下にある会議用スペースでひっそりとやることにした。
しかしここでアクシデントが発生。筆者、大量購入した輪ゴムのサイズを間違える。
かろうじてヤシの実に巻き付けることは可能だったものの、当初の予定では10本の束で巻きつけようと考えていたのだが、このサイズだと伸ばしきった状態の長さでギリギリのため1本づつ巻き付けていかなければならない。かなりの長丁場が予想される。
巻き方は最初にたてに数本の輪ゴムを巻いて、横の輪ゴムのズレを防ぐストッパーとした。そこからはひたすら巻き付けていくだけ。
夜の19時過ぎから、定点カメラをセットして一人で黙々と作業していく。
10本
100本
このあたりから、ヤシの実よりも手のダメージが深刻になり、痛みと闘いながら輪ゴムを巻いていく。
そして500本
この日はこれにて終了。
2時間半かけて500本巻いたが変化なし。
2日目 爆ぜる
この日も就業時間後の挑戦。
いつ割れてもいいように、一応下にトレーを敷いたが、割れる気配は相変わらず1ミリもない。
この日は同僚がヒマつぶしで付き合ってくれたので、数人がかりで巻いていく。
850本を超えた段階で、心なしかへこんできたような気・・・。
だがその後まもなく良くない異変が・・・。
ヤシの実の形状がラグビーボール状のため、その曲面に沿って巻き付けた輪ゴムが徐々に先端の方に移動。輪ゴムがはずれそうになる。全員で必死に抑えるも、輪ゴムがはじけ飛ぶのはもはや時間の問題。
無数に絡み合った輪ゴムを元の位置に戻すのを諦め、誰かが顔面で輪ゴムを受け止めるかジャンケンをしたり、わちゃわちゃしていると・・・。
爆ぜる。
しかも顔面で輪ゴムを受け止めることも叶わなかった。
総時間約4時間半、巻いた輪ゴムの総数929本。肝心のヤシの実はというと・・・。
無傷だった。
でもちょっとだけへこんだ。
結局ドリルで空ける
輪ゴムではどうにもならなかったヤシの実。仕方なく包丁を使う。
表面を削ることは出来たものの中心部に硬い層があり断念。結局電動ドリルを使った。
すごい、青臭かった。
【輪ゴムを巻く一部始終や、わちゃわちゃやっている様子をまとめた動画】
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出る出る…
とか
イクイク…
とか
えっち。。。(。>﹏
そんな・・・つもりは・・・
今回も超面白かったです!
割れなかったからお蔵入り検討してたんですが、そういっていただけると嬉しいです!