学生時代、クラスに独特の評価制度が設けられていたなんて方はいませんか? 先生が独断で決めた制度の中には、思い返すと「あれって正しかったんだろうか?」と首を傾げてしまうようなものもありますよね。
インスタグラムで活躍されるE夫人さんは先日「親切がポイント制!?」というタイトルの漫画を公開しました。
あらすじ
最近、あることに悩んでいるという小学四年生の息子くん。なんでも、クラスに設けられた「評価制度」において、思うようにポイントが得られていないらしく…。
悩んでいる息子くん。提供:E夫人さん
いいことをした人とその理由を発表することで、お互いに1ポイントが加算されるというこの制度。ですが次第に「ポイント目当ての親切」が目立つようになり…。
良いことをすると1ポイント。提供:E夫人さん
クラス内の評価制度に関してを綴ったこの漫画。作品を描かれた思いや、フォロワーさんの反応について投稿者のE夫人(@e_family_yome)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――今回の漫画はどのような思いで描かれたのでしょうか?
E夫人さん:最初は息子がポイントをもらえず悩んでいたのでどうアドバイスをしたらよいのか悩み、描き始めました。 しかし時が進むうちに、よい事をしたらポイントがもらえるって子供のためになるのか?とかポイント稼ぎでよい事をする子まででてきて何で先生は止めないんだろう?とかだんだん不信感が増幅してしまい、皆さんにアドバイスを求める形にしました。
――その後、息子くんは「親切ポイント」についての悩みを乗り越えることができましたか?
E夫人さん:息子はあの後、「本当によいことをした時だけもらえるのでいいや」と気持ちを切り替え、少しずつ気にしなくなりました。 私からも先生にこの件を伝えたところ、ポイント稼ぎにならないようには配慮してくれたようです。 そして、ポイント制度も2学期に入ると中間層の子たちが飽きてきて必死に稼ごうとしなくなり落ち着いてきたようです。 (上位の数名は未だに頑張っているようですが・・・) ただ、この前、息子のクラスメイトの悪友(上位の一人)が息子のポイントをみて、「まだ16ptなの?オレ60pt~♪」などといってきたようでまだ少し悩ましさはあるようです(笑)
――フォロワーさんからはどのような反響がありましたか?
E夫人さん:たくさんのコメントをいただき、「自分の小学生時代にもあったけど嫌だった」「自分の子供のクラスでもこういう制度があった」というお話を多くいただきました。わざわざお子さんに聞いてくれた方も何人もいました。また教育関係のお仕事の方からもこれはよくないという意見もありました。 体験したほとんどの方がこの制度にネガティブな気持ちしか持てなかったという結果になり、それで先生に改善してもらえるよう伝える勇気をもらえたのでとてもありがたかったです。
漫画にしたことで、制度の内容に関して先生に相談することができたと語ってくれたE夫人さん。「見返りなしの親切」か「処世術」か…みなさんはこの制度、どう思いますか?
作品提供・取材協力:E夫人
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