二人目、三人目が生まれると、上の子は自然とお兄ちゃんやお姉ちゃんという立場に。いつのまにか増えていたもう一人の命を「家族」として受け入れるまでには、彼らの中でどのような葛藤があるのでしょうか。
インスタグラムで活躍される伊藤ぽんぽこさんは先日「兄と妹、家族になった日は」というタイトルの漫画を公開しました。
あらすじ
伊藤ぽんぽこさんが二人目を妊娠したとき、1歳8ヵ月だった息子くん。ママのお腹に何がいるのかを聞かれると「ふうしぇん?」と答え、正解を知らされてもしょんぼりする様子で…。
息子くん「ふうしぇん?」 提供:伊藤ぽんぽこさん
無事に娘ちゃんが生まれ家族四人での生活がスタートするものの、息子くんは妹に対抗して赤ちゃん返り。なかなかうまくいかない日々が一年ほどたったある日、息子くんは一枚の絵を見せてくれるのでした。
赤ちゃんに対抗。提供:伊藤ぽんぽこさん
息子くんが娘ちゃんを受け入れるまでを描いた今回の漫画。作品を描かれた思いや当時の心境について、投稿者の伊藤ぽんぽこ(@ito_ponpoko)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――今回の漫画はどのような思いで描かれたのでしょうか?
伊藤ぽんぽこさん:娘を出産してから一年ちょっと、息子が家族の似顔絵をかいてくれたり、お人形遊びに家族が登場している様子をみて「一年前はこんな光景考えられなかったな…」と振り返ってみたのがきっかけです。 育児に心配はつきないですが、その親の心配をよそに、こどもが自分自身で解決してくれていたりして、まさに「案ずるより生むが易し」なんだな…と思い、漫画にしてみようと思いました。
――娘ちゃんの出産にあたり、息子くんに対して心配事や不安はありましたか?
伊藤ぽんぽこさん:一番は「赤ちゃん返り」です。 息子は特に私(母親)を大好きでいてくれているので、今まで100%で接していた時間が娘のお世話で削られてしまったら、情緒不安定になってしまうんじゃないかな…と心配していました。(ズバリ、心配的中だったんですが!笑) 息子は性格的に、外部に攻撃的になるよりも内部(自分自身)に攻撃的になってしまうタイプなので、息子がストレスを溜め込まないようにしないとね、と旦那とも出産前に話していました。
――息子くんが描いた「家族のイラスト」を見た当時の心境を教えてください。
伊藤ぽんぽこさん:普段はアンパンマンばかり描いている息子が、家族のイラストを描いてくれたことにまず驚きました。 その家族イラストを解説してくれたとき、「みんな仲良しなんだよ〜」とお話ししてくれたことを覚えています。 息子の中で、この4人がきちんと「家族」として成り立っていて、かつ「みんなが仲良し」と認知してくれたことがとっても嬉しかったです。
時間を掛けながら、家庭に現れた新しい命を「たいせつな家族」として受け入れた息子くん。この投稿には「泣きました」「グサッと刺さりました」などのコメントが寄せられました。
作品提供・取材協力:伊藤ぽんぽこ
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