人間の最後の言葉というのは、その人の境遇や人柄をよく表しています。
では世界の偉人たちは最期の瞬間、何を思い、何を語ったのでしょうか。
8人の例をご紹介します。
万能人 レオナルド・ダ・ヴィンチ
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どうやら私は神と人間を怒らせてしまったようだ。きっと私のしてきたことが期待に応えられなかったからだろう。
ダ・ヴィンチは芸術家としてだけではなく、学者としても多大な業績を残しています。
彼の謙虚さと研究に対する熱意が伝わる一言です。
現代ロックの王様 ジミ・ヘンドリックス
人生は瞬きするよりも早い。愛はおれたちがまた会う日までの出会いと別れのストーリーなんだよ。
これは亡くなったジミ・ヘンドリックスのすぐ隣に置いてあった詩の最後の一文です。
彼の人生観がにじみ出ているかのようです。
偉大なる作曲家 ベートーヴェン
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友よ、拍手を。喜劇は終わったのだ。
苦悩に満ちた人生を送ったとされるベートーヴェンですが、自分の人生を"喜劇"と捉えていたんですね。
彼なりの対処法だったのでしょうか、精神力の強さがうかがえます。
喜劇王 チャップリン
慈悲?あるに決まってるさ。だって結局のところ、この魂だって神様のものなんだから。
これはチャップリンが最後の儀式を受けているときのことです。
「あなたの魂に神の御慈悲があらんことを」と唱えた教会の司祭への返答だそうです。
死に目の前にしてもこのポジティブさ、驚きです。
「リヴァイアサン」の哲学者 ホッブズ
私はいま最後の船旅に出ようとしている。闇の中へと。
歴史の授業でも必ず出てくるホッブズ。
哲学者らしい深い一言です。
自他認める天才 ダリ
私の時計はどこだ?
世界的芸術家ダリの作品には鍵や時計をテーマにしたものが多く見られます。
この一言は彼の仕事に対する情熱を表しているのでしょうか。
「資本論」の著者 マルクス
"最後の言葉"というのは、元気なうちに言い足りなかった愚か者が言うものだ。
こちらも歴史上の重要人物です。
「人生やりきった!」という強い自信が感じられます。
彼のような後悔の無い人生を送りたいものです。
音楽界の巨匠 モーツァルト
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死の味がもう唇の上に感じられる。まるでこの世のものとは思えない。
三大巨匠としてハイドン、ベートーヴェンと並ぶモーツァルト。
音楽家らしい詩的な表現で人生を締めくくっています。
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