観光地はどこも行楽客でごった返していますが、そんな中地震の影響で予約キャンセルが相次いだ温泉地の別府が、5月5日の大分合同新聞に全面広告を掲載しました。
自虐的すぎる広告
その内容は、よくある観光地の広告とは一線を画すもので、自虐的でありながら見るものの心を掴む秀逸なものだったのです。
残りのGW行く先に悩む方ぜひ!!!!
大分合同新聞から。♨🍶拡散もどうぞ pic.twitter.com/Ey3l52T59Y— かなさんどー (@v_kanana) May 5, 2016
「温泉で泳げる」「お客様は(マジで)神様」との記載がデカデカと!
この広告は大分県内の「おんせん県観光誘致協議会」が出したもの。熊本地震の影響で客足が減ってしまった現状を回復させるべく、お客さんに来てもらいたいという思いを自虐的かつ前向きにアピールしたんです。
16/5/5付大分合同新聞にはこんな全面広告が pic.twitter.com/TlClangYkY
— riox_jp (@riox_jp) May 5, 2016
潔すぎますね(笑)。
この広告を目にした方がSNSを利用して拡散したことで、地元新聞の広告が日本全国に知れ渡ることとなり、話題になりました。
ネットから善意の輪が広がる
その結果、地震によって敬遠されかけていた大分のイメージが少しずつ変わり始めているのです。
別府の旅館はかなりの数がもう再開してます!おねがいだから、いってあげてください!
大分だけじゃないです。九州で物理的な被害がないのに、風評被害にあっているところは沢山あります。ネットが全てだと思わないでください。現地の声を聞いてください。#大分の声 #熊本地震— とと (@vermilion_toto) 2016年4月27日
@v_kanana 語弊はあるかもしれませんが,今なら穴場ですね。
そんなに人が多くなく,しかもゆっくりできる。有名な温泉地で。— ひろゆき (@N_Hiro_Yuki) 2016年5月5日
@v_kanana @MelonpanKuma 別府、行ってみたーい♥
— 多謝textile (@dozetextile) 2016年5月5日
@vermilion_toto 友達がGWに行く予定だったけど諦めてたそうですが。。伝えておきます✨👌ありがとうございます!頑張ってください!!
— ❤M I❤@優しぃ人フォロバ100 (@Miowarai_suki) 2016年4月27日
今回の地震から離れた地域に住んでいる人にとって、現地の情報はテレビやネットから手に入れることがほとんど。
しかし、それらの情報は被災地域に住む方々の大変な状況であったり、今後の地震予想などについてですよね。もちろんそれは大切な情報ですが、過剰な風評被害で敬遠されてしまっている地域があるのも事実です。
なかなか伝わりづらい現地の思いを、今回のような形で広めていくことも支援の一つなのかもしれませんね。
スポンサーリンク
スポンサーリンク