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「2年以上は生きられない」野良ネコ保護に乗り出した一人の主婦の願いとは

飼い猫の平均寿命は16年。その一方で、野良猫の寿命は平均で4~6年と言われています。明日をも知れぬ過酷な環境を生きる野良猫たち――そんな野良猫たちへ、救いの手を差し伸べようという活動に、現在、続々と支援が集まっています。まずはそのプロジェクトページをご覧ください。

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CAMPFIREプロジェクトページ

静岡市某所。治水のために設けられた人口沼を中心に、浩々としたビオトープが広がっています。そこに生きる猫たちは、40匹以上。そのうちの多くを、若い猫たちが占めています。と言うのも、ここに住む猫たちは飢えや寄生虫症のため、2年以上生きることが困難なのです。

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提供:山田由美さん

今回のプロジェクトの目的は、そんな野良猫たちにワクチン投与や駆虫、去勢手術を施したうえで、里親探しや餌やりによって、その一生を支えてゆくこと。

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提供:山田由美さん

呼びかけの中心になったのは、主婦の山田由美さんでした。2000年頃から猫の保護活動を行っているという山田さんが、現地の猫たちの存在を知ったのは今から2~3年前のこと。実際に猫たちの姿を目にした昨年7月には、そのあまりの多さに驚いたと言います。そんな山田さんは今回のプロジェクトについて、率直な想いをこう述べています。

「野良猫は、野生動物ではありません。人間の身勝手が作りだしたもので、同時に、人間の手が差し伸べられないと生きてはいけない存在です。しかし、やみくもに餌をやるだけでは、猫はどんどん増えていくだけ――猫が好きな人も嫌いな人も、それは回避したい問題です。両者の溝を深めないためにも、去勢手術は必要不可欠なんです」

こうした山田さんの想いを受けて、プロジェクトは公開からわずか1日で目標金額を突破。現在は目標金額の2倍近い支援を集めています。

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提供:山田由美さん

17年以上の長きに渡って保護猫活動に尽力してきた山田さん。今回のプロジェクトを通して、彼女が叶えたい願いは、たった一つです。

「一代限りの生をのんびり暮らす猫を、誰もが寛容に見守る社会であってほしいと思わずにはいられません」

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