著者は、エッセイスト・イラストレーター・コラムニスト・漫画家など幅広く活躍している能町みね子さん。大人気連載中の『猫のつまらない話』が書籍化するとのことで、能町さんや編集担当者さんにインタビューを行いました。
「私みたいな者に飼われて猫は幸せなんだろうか?」
東京ニュース通信社は、『私みたいな者に飼われて猫は幸せなんだろうか?』(能町みね子/著)を2月22日(火)に発行。「飼い猫の話なんてつまらないに決まってる」と考え、猫と無縁の半生だった筆者・能町さんが夫(仮)と暮らし始め、猫が飼える生活環境になった前後の変化などが描かれます。
「私みたいな者に飼われて猫は幸せなんだろうか?」 提供:株式会社東京ニュース通信社
理想の猫と出会うまでのストーリーや猫を飼い始めてからの“猫ババア”化など、飼い猫への過剰な愛が伝わってくる一冊です。夫(仮)であるサムソン高橋さんは、著者と猫の様子を冷静な視点で見守っているのだとか。
本書には実際の飼い猫ちゃんの写真もたっぷりと収録。“ビッグデータに基づいた、壮大な分析による統計上、非常に客観的な視点で見て世界で一番かわいい”写真と表現されており、全猫好き悶絶必至の書籍となっております。
「私みたいな者に飼われて猫は幸せなんだろうか?」能町みね子/著 サムソン高橋/写真
●好評発売中
●定価:1,540円
●仕様:四六判、ソフトカバー、176ページ
●発行:東京ニュース通信社
●発売:講談社
全国の書店、ネット書店にてご購入いただけます。
詳細はTOKYO NEWS magazine&mookをご確認ください。
著者と担当編集者にインタビューしてみた!
まずは、著者である能町みね子さんにインタビューをしました。
ともだ:能町さんが猫を題材にしたエッセイ本を出そうと思ったきっかけはありますか?
能町さん:私は猫を題材とした本を出す気は全くなく、むしろ猫みたいなゆるーい題材なんかで書きはじめたら書き手として終わりだ!と思っていました。
でも、しつこく書くように迫られたので「猫のことなんか書いたら終わりだ」ということ自体を書こうと思って、しかたなく書きはじめました。
ともだ:そうだったんですね!完成した本を振り返ってみていかがでしたか?
能町さん:めちゃくちゃおもしろくできました(自画自賛)。書きたいことがないのに書いていると、こんなにおもしろい本になるんだなと思いました。
あと、猫の本なのに猫がそんなに出てこないなと思いました。
ともだ:猫ババア化した能町さんですが夫(仮)さんが猫ジジイ化する兆しはありますか?
能町さん:まったくありません。写真をどううまく撮ってバズるかばかり考えていて、猫への愛情がありません。
放心状態#わたねこボツ写真集 pic.twitter.com/b21rura9Tb
— サムソン高橋 (@samsontakahashi) March 2, 2022
ともだ:最後に、「私みたいな者に飼われて猫は幸せなんだろうか?」をどんな人に読んでほしいですか?
能町さん:病院の待合室で読んでほしいです!
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次に、担当編集者の西村さんへもインタビューをさせていただきました!
ともだ:今回の本を作る上で、編集として大変だったことはありますか?
西村さん:能町先生との本作りで大変だったということは特にありません。強いて言えば能町先生がご多忙なので、連載時に締め切りを守ってもらうのが大変だったくらいですが、そんなことは吹き飛ぶくらい最高な原稿を書いてくれます。
仕様決定や各所調整の難しさなど、そういう大変さはありましたが、能町先生の臨機応変な対応や素晴らしいデザイナーさんやDTPさんに助けて頂いたり、TV Bros.編集部内のサポートもあり、無事発売することができました。
ともだ:厚い信頼関係があるのですね!完成した本を読んだときのご感想はいかがでしたか?
西村さん:まずかわいい猫の写真がたくさん載ってて目が幸せだし、導入から笑わせてくれる読み応え抜群の文章がみっちりで脳が喜ぶ本だ!と思いました。
そうやって興奮しながら読んでいたら、サムソンさんの冷静かつ優しい文章でクールダウン、そしてゆるい猫漫画で和む、なんてよくできた構成なんだろう、と思いました。
ともだ:西村さんの独断と偏見で、この本がどんな人におすすめなのかご意見をください!
西村さん:目に幸せ、脳に喜び、そして全身を和ませる効果がある本なので、疲れている人にいいんじゃないかな、と思います。
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猫の写真や面白いエッセイ、猫漫画など色々な要素が含まれている書籍とのことなので、筆者もすごく読んでみたくなりました!
気になる人はぜひ購読してみてくださいね!
連載:TV Bros.WEB
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