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睡眠は量と質どっちが大事!?人工知能マットレス「MOORING」の担当者に聞いてみた

仕事や子育てが忙しくて、なかなか睡眠時間を確保できないことってありますよね。そんなとき、私はコーヒーやガムでなんとか耐えています。

もちろん睡眠の量を大事にしたいのですが、8時間寝ても疲れが全く取れないときもあるので、睡眠の量なのか質なのか、どちらを大切にすればよいのか分かりません。

そこで、今回は「質を高める」という選択肢で、睡眠の質を改善するサポートをしてくれる、人工知能マットレスパッド「MOORING(モーリング)」をご紹介します。

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MOORINGとは、マットレスの中に入っているPP電圧フィルムを通して、睡眠中の心拍数や呼吸などの身体状態を持続的に計測します。測定した身体データを頼りに1分ごとに温度を調節し、常に理想の温度へと調整します。測定したデータは専用アプリに自動で保存されるため、ベッドシーツの下に敷いて寝るだけで、使用者が快適に眠れる温度に随時調整し、同時に健康管理もできる世界で唯一のIoTマットレスパッドです。

MOORING7つの機能

本日はMOORING を販売しているELESTYLE株式会社の松本華澄さんにお話をお伺いします。

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意外な購入者の実態

-MOORINGを販売することになった経緯を教えてください。

「MIRAHOME(開発元)のデザイナーにアレックスというものがいまして、弊社の徐(ジョ)と友人関係でして、アメリカでMOORINGをクラウドファンディングを行い順調に進んだこともあり、『日本の市場にも合うと思うんだけどどうだい』と相談したのがきっかけですね」

「ELESTYLEは開発ではなくデモ機が出来ていた段階で、日本で販売にするにあたって認証をとらなければいけなかったのでELESTYLEが全部受け持ったり、改善点を技術責任者と話し合ったりなど、させていただきました」

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-実際の購入者はどんな方なのでしょうか。

「クラウドファンディング自体、日本では認知されていなかったり、IoTが身近に感じられなかったり、MOORINGが説明(が必要な)商品ということもあって、なかなか難しかったのですけど、私たちの予想は超えたかな」

「クラウドファンディングでは男性が多く、意外でした。特にガジェット好きの方がほぼほぼ8割近くでした。なので、睡眠で悩んでいる方にまだ情報が回っていなかったかと」

-アメリカでの販売はいかがでしょうか。

「実はアメリカでは支援者の方が1000人以上いるのでまだ届き切っていないので、生産が追い付いてない状態で。日本の販売が追い越しています」

-使用されたユーザーの方々から、どんな感想がありましたか。

「寝つきが圧倒的に早くなった、という声をいただいてます。あとは暖かいので安らげる、やっぱり足元がきもちいいなど、フィードバックをいただいてます」



なぜ人は寝るのか?

-MOORING開発のきっかけを教えてください。

「MIRAHOMEのCEOアリスはオックスフォード大学時代から膨大な勉学に明け暮れていて睡眠を確保できていない状態の中、卒業に近づくにつれ母国である中国との行き来で時差により拍車がかかり、最終的に博士号まで取ったんですが、卒業して中国に戻ってからも長年の習慣が抜けず、睡眠の質を改善できないほどでした」

「10何年、睡眠にずっとずっと悩んでいて、寝ても寝ても疲れが取れないことに悩んでいて、私生活にも影響が出るくらい。この話を友人にしたところ『実は私もそうなんだよ』という声が多く、『もしかしたら睡眠に悩んでいる人ってすごくたくさんいるのかもしれない』と思ったのがきっかけです」

「調べてみると世界でも国に差はなく、どこにでも睡眠に悩んでいる方はいる。どうにかして解決する方法はないのかと考えたのが開発のきっかけで」

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「アリスはどうにかして改善できないかと色んなアプローチをしたんですね。香りや音楽、光、など、もちろん薬などの研究を行いました。しかし、構造などの問題で個人差がかなりあるんだと。万人に効くものはできないということで、「なんで人間は寝るんだろう」に戻って、睡眠のメカニズムを調べていくと、人間は寝つくときに体温(直腸温度)が低くなることで脳と臓器が休まる、ここで質の問題が出てくるんですね」

「温度とのメカニズムに行きついてから、これだ!と。これには個人差はないし、みんなこの過程を行き来しているから、温度ならマットレスだよね、とMOORINGの開発へと進みます」

-現在、集まっているデータから何か分かったことはありますか。

「睡眠のデータを見ることができ、ビックデータに蓄積しています。まだ詳細は分析できていませんが、これからの可能性は広がると思います。日本人て全体的に睡眠が短く、質が悪いといわれているんですけど、5人に1人は睡眠障害の方が言われていて、特に家事と育児の両立している主婦の方は一番短い傾向にあります」

「その方たちは睡眠の確保自体が難しい、短時間でしっかり休めることができず、酷使していると色んなところでいわれていて。アリスもその一人でした」

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「元々意識が高い方は既に知っていることかもしれませんが、いま既に(睡眠の)問題に行き詰っている人には届いていないと思うんです」

「どうにかして睡眠の量を少なくてもすむ方法を探してしまって、睡眠の質改善には意識がいっていない。なので、「3時間の睡眠で大丈夫」と言った本を買ってしまい、早死にの原因になってしまっている」

睡眠をコミュニケーションのきっかけに

-これからどんな人に使ってほしいですか。

「心拍数も図れるので、それをリアルタイムでもアカウント登録していればレポートでも見れます。みんなで使えると健康的に関心を寄せることができると、コミュニケーションツールの中でも大切なことなのかなと。例えば離れた親子であれば毎日の連絡は億劫でも、MOORINGであれば携帯は毎日触れるので」

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「無呼吸症候群の危険が多い男性、気づいてない方が多くて、でもグラフで呼吸のへこみ具合が見れるのでそういったことも分かります。また医療関係、介護関連の方からもお声がけをいただいています。医療用で開発されていないのでまだ対応できないこともあります」

「今はデータ集めて正確性を増して、コツコツやっていってからですね。スポーツをされている方にもお勧めですね。睡眠を人生の一部と捉えている方が多いので」

-今後の展開について、教えてください。

「弊社ELESTYLEはエレガントスタイルの略なんですね、皆さんの生活がより充実しますように、というコンセプトがありつつ海外、特に中国のよいものを日本へ取り入れる会社なのですが、中国っていいイメージを持っていない方も多いのですが、良い技術を持っている人が沢山いるんですね」

「そのまま持ってくるだけではなく、なんで良いといわれているのか、背景や物語をきちんと伝える」

「MIRAHOMEについては、先ほどのアリスが熱い想いを持っていて、科学技術でなんとか皆さんの日常の問題を解決できないかと。世の中便利になりすぎていて自分たちでは対応しきれない、その問題を対応できるように科学技術で解決していきたいと考えていて。今はヘルスケアにかなり力を入れています」

「睡眠や疲労とか、マイナスな要素を取り除き、IoTとつなげて管理できれば可能性が広がると考えています」

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「まずは生活に根差したことに取り組みたいです。モノが溢れていて、情報が溢れていて何が身体に効くか分からない。でも、出来ることは限られているので、まずは身体を見直すことから提案していきたいですね」

-ありがとうございました。

睡眠の問題解決へのきっかけに

現代の日本社会において睡眠時間の量を確保することは、なかなか困難です。寝不足で帰りに電車で降りる駅をうっかり乗り過ごしてしまう、など様々な場面で影響が出てきます。

また、賛否両論ありますが徹夜をしてでも仕事に従事する姿勢を評価する、など周囲の環境(会社、家庭など)によってコントロールできないこともあります。

こういった問題を今すぐに解決することは困難ですが、自分自身の睡眠の質を改善することで身体を見直すきっかけになるかもしれません。

そして自分だけでなく周囲を大切にする動きが広がり、問題解決の糸口になるかもしれないですね。

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