「ユカイ工学株式会社」が開発を進める「Qoobo(クーボ)」は、アレルギーや一人暮らしでペットが飼えない人のために作られた、しっぽ型のセラピーロボット。「しっぽだけのロボット」というユニークな発想がネットユーザーの胸に刺さり、製品を紹介するツイートは8,000回以上拡散。また、「消費者の生の声が聞きたい」と始めたクラウドファンディングでも早々に目標金額を達成するなど、一部で密かな話題を呼んでいます。
こうしたネット上の反応について、「Qoobo」発案者でデザイナーでもある高岡尚加(たかおかなおか)さんは、予想以上の反響に驚きつつも、「色んな方から、可愛い!欲しい!と言ってもらえて、自分と同じように思っている人もいたんだなと思いました」とコメント。
と言うのも、この「Qoobo」――実は高岡さんの「あったらいいな」という想いから生まれたものなのです。
実家で暮らしていた頃には、寝るときでさえも犬と一緒だったという愛犬家の高岡さん。しかし、一人暮らしを始めると、お世話の時間やマンション契約の問題から、犬を飼うことは断念せざるを得なくなりました。飼いたいけど飼えない、ペットに対するどうしようもない恋しさが、発案に至る原体験だったのだと高岡さんは語ります。
さて、そんな切実な思いから生まれた「Qoobo」なだけに、こだわりも半端ではありません。ユーザーそれぞれの好みに合わせて自由に想像してもらうため、あえてしっぽだけを造形化。魅力の肝と言えるしっぽの動きはもちろんのこと、大きさ、重さ、色、手触りに至るまで、本物の動物に近づけるべく、ユカイ工学では今も研究開発が続けられています。
そんな「Qoobo」、残念ながら今すぐに入手することはできませんが、ユカイ工学では来年夏の店舗、ネット販売を目標に準備を進めています。なお、クラウドファンディングでの予約販売は12月3日までとなっておりますので、「どうしても確保したい!」という方はお早めに。しっぽ型リラクゼーションロボット「Qoobo」で、充実のもふもふライフを手に入れてみてはいかがでしょうか。
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