今月4日、都内のイベント会場で開催された「MOTTAINAIキッズフリーマーケット」。お客さんも子ども、出店者も子ども。子どもたちだけでフリーマーケットを行うというユニークなこのイベントに、当日の会場は大勢の子どもたちで賑わいました!
イベント中、ブース内に入ることができるのは、運営スタッフを除き子どもたちだけ。そのため子どもたちは、商品の準備や値段の設定、お金のやり取りから売上の計算に至るまで、すべてのことを自分たちの手で行わなくてはなりません。
慣れないお金のやり取りに、売る方も買う方も真剣そのもの!
ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんの呼びかけに賛同して始まった「MOTTAINAIフリーマーケット」と、その子供向けイベント「MOTTAINAIキッズフリーマーケット」は、2007年の初開催から今年で11年目を迎えます。
イベントの狙いは、参加者にリユース、リサイクルに対する意識を高めてもらうことですが、「MOTTAINAIキッズフリマ」の経験が子どもたちに与えるのは、それだけではないようです。運営スタッフとして、子どもたちの様子を間近で見続けてきた安保文子さんは言います。
「コミュニケーションの重要性やモノを売ることの大変さ、そしてお金の大切さなど、このイベントには色々な教育的側面があり、子どもたちもたくさんのことを(体験を通して)学んでいると思います」
安保さんの言葉の通り、実際に参加した子どもたちからはこんな声が!
「本当にお店をひらいていてはたらいている人の気持ちがわかりました(小5・女子)」
「お客さんもとてもよろこんでいたすがたも見れて、うれしかった(小3・女子)」
子どもたちにとって「MOTTAINAIキッズフリマ」は、貴重な学びの場となっているようですね。
同イベントの運営団体によると、今年3月11日には都内で、約150ブースが出店する「MOTTAINAIキッズタウンTOKYO」が行われる予定。私たちが一生付き合っていく「仕事」と「お金」――通販サイトや電子決済の普及で、お買い物が簡単になった今だからこそ、改めて、その大切さを考えていきたいですね。
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