提供:粟田誠斗さん
「VRで里帰り」という言葉で端的に表されたこのプロジェクト――その目的は、健康上の事情から外出が困難な人たちに向け、VRを使った「疑似里帰り」の体験を提供することです。先進の技術と斬新な発想が融合したこの取り組みに、クラウドファンディングサイトでは支援が続出。なんと、公開からわずか4日で、当初の目標金額を達成しました。
プロジェクトの発起人は、関西の大学で工学を学ぶ粟田誠斗さん(21)と、理学療法士の中塚杏奈さん(27)。お互いに面識はなかったものの、「起業をしたい」という目標で一致していた粟田さんと中塚さん。彼らを引き合わせてくれたのは、当時お二人がお世話になっていた、居酒屋の店長さんでした。
その後、中塚さんは「VR里帰り」の原型になるアイデアを考案。粟田さんもそれに賛同し、お二人は計画の実現に向けて動き出します。
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そして、先ごろ遂に、「VR里帰り」の試作映像が完成!体験の様子を収めた動画がこちらです!
提供:粟田誠斗さん
体験への協力をしてくれたのは、出会いのきっかけを作ってくれた店長と、そのご両親でした。粟田さんと中塚さんからプロジェクトの話を聞いた店長は、諸々の助力を快諾してくれたのです。
VR映像を通して触れた、お孫さんの元気な姿!足の不調で外出がめっきり減ったというおじいちゃんたちも大興奮です。
提供:粟田誠斗さん
単発のイベントとしてではなく、今後も事業として継続する方針のこのプロジェクト。集まった支援は、サービスの無償化や内容の充実、撮影機材のグレードアップのために使われます。また、Facebookグループでは現在も、支援者を含めて活発な意見交換が行われています。
提供:粟田誠斗さん
インターネットを介した予想以上の支援に、発起人の粟田さんは以下のようにコメントします。
新しい技術と若い力、そして思いやりとが結びついたこの「VR里帰り」プロジェクトに、未来への期待は高まるばかりですね。
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片っ方をARにしたら家に来てる感も出るね