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死にたい気持ちは隠さなくていい。世界一ひとに優しいSNS「宛名のないメール」

死にたい気持ちは隠さなくていい。世界一ひとに優しいSNS「宛名のないメール」

日本語版のTwitterがサービスを開始してから約10年。国内の月間利用者数は4,500万人を越え、ほとんど生活の一部になりつつありますよね。さて、ところで、そのTwitterと同時期に始まった、こんなウェブサイトをご存じでしょうか。

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宛名のないメール

宛名のないメール(以下「宛メ」)は、誹謗中傷や批判の心配なく、自分の本音を投稿することができるウェブサービス。小瓶に手紙を入れて海に流すように、メッセージをサイトに投稿すると、他のユーザーから励ましや共感などのお返事がもらえることがあります。

投稿の内容は、その日あった嬉しかったことから、家庭・学校・職場での愚痴から、「死にたい」「殺して欲しい」という悲痛な声まで様々。まずはその投稿の一部をご覧ください。

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宛名のないメール

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宛名のないメール

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宛名のないメール

宛メでは設立以来、投稿された内容をすべてチェックしていますが、誹謗中傷を含むものや、犯罪に繋がるような投稿を除き、基本的には公開するという方針をとっています。

サイト運営を行う小澤裕史さんは本業の仕事を続ける傍ら、設立から今日までの11年間、休まず投稿の内容をチェックしてきました。

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しかし、世の中でネット上の表現規制の議論が持ち上がるなか、なぜあえて「死にたい」という声を掲載するのでしょうか。小澤さんは答えます。

それはやっぱり、吐き出す場所が必要だと思うからですね。

もしリアルでも、Twitterでも、Facebookでも「死にたい」って気持ちが表現できなくなれば、苦しんでいる人たちは、最終的に自殺掲示板にたどり着いて、本当に自殺してしまうかもしれない。

また実際に、「Twitterだと規制されるから宛メに書く」という声もサイトには届いていて、僕としては、宛メをそういう人たちの避難場所にしたいという気持ちもあります。

とは言え、もちろん、宛メでも犯罪への対策は怠っていません。ただしその対策は、「死にたい」という声を封じ込めない形で行われます。

たとえば、実際に会ったりができないように、場所や時間を指定するものや、連絡先を公開するものなどは掲載しない。加えて、「自殺予告」など緊急性がある投稿の場合には、関係団体に報告する――これらはどちらも、人の目で投稿を1通1通確認している宛メにしかできない対策です。

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それでも最近は、ネットパトロールから自殺関連の投稿に削除要請が来ることが増えました。インターネットの空気が、以前と変わった――小澤さんはそれを実感しています。けれど、だからこそ、社会に対する宛メの必要性を、小澤さんは訴えます。

学校行ってても、仕事してても、嫌なことっていっぱいあるわけじゃないですか。

それを友達と遊びに行って、愚痴を吐くということができればいいですが、できない人も実際にはいます。リアルな生活で辛いことばっかりなのに、ネットで吐き出してもまた(お説教されたり、批判されたりして)辛い。そんな風に「どこに行っても辛い」っていうのは嫌じゃないですか。

だから、せめて僕らの宛メくらいは「何これ?」っていうくらい、誰からも批判されない、中傷の心配のない、甘ったるい世界であっていいんじゃないかと思っています。

宛名のないメールには、今日も「死にたい」という声が届きます。投稿に対する宛メでの反応は、外からは甘ったるいように感じられるのかもしれせん。

しかし、その甘ったるさに、救われた命も少なくないのではないでしょうか。

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宛名のないメール

最後に、悩みを抱えたすべてのひとに向けて、小澤さんは言います。

吐き出したいことがあって、リアルでもネット上でも、発散する場所が見つからなかったら、宛メを使って吐き出してもらえればなと思っています。

心の中を打ち明けるだけでも、少しは心が楽になると思うので、いざというときには「宛名のないメール」の存在を思い出してください。

なお、宛名のないメールでは、運営資金を募るクラウドファンディングを実施中。興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。

コメント7

  1. 名無しさん

    (´-`).。oO(島ぐらし…?)

  2. 名無しさん

    素晴らしい取り組みだと思う。
    私も吐き出したいし、そして他の人の悩みに寄り添ってあげたい。

  3. 風鈴

    小さな声に耳を傾けて、かすかな叫びを聴きとりたい。わたしも、本当のことが言えたときから、少しずつ、楽になっています。誰かの声を聴く、「耳」になりたい。

  4. へーんだっ!

    ご立派だね。

  5. スーパー一般人

    もう疲れた
    色んな所に相談し、入退院の繰り返し
    だけどなんにも変らない

  6. 49歳

    七ヶ月の 体調不良でベッド暮らし 病院にも見放され 生きてるのが苦しくてたまらりません

  7. 戯言

    吐き出したところで、何の解決にもならない。

(名前を入力しないとこの名前で投稿されます。)

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