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文化の秋!歴史と刀剣を五感で感じる京都に行ってみた

近年、日本刀・刀剣に注目が集まっていることをご存知でしょうか?

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歴史好きや武将好きだけではなく、刀剣が擬人化され刀剣男士となり、彼らを育成・強化するゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』をきっかけに刀の魅力にハマる刀剣女子と呼ばれる人たちが出てくるほどの一大コンテンツとなっています!

普段は全国各地に保管されているそんな刀剣が、今、京都に大集結しているとのこと!さらに、ブームの火付け役となった『刀剣乱舞-ONLINE-』とのコラボも実施しているんだとか!!

そこで今回、例に漏れずゲームをきっかけに刀剣の魅力にハマった、私おくらが刀剣女子の端くれとして京都へ現地取材へ行ってきました!

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120年の歴史上初!空前絶後の刀剣展

今回、本物の刀剣が大集結してるというのが、京都国立博物館 平成知新館で開催中の『特別展 京(みやこ)のかたな 匠のわざと雅のこころ』

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京都国立博物館120年歴史上初の大規模な刀剣の展覧会となっており、国内での大規模な展示となると21年振り1997年に東京国立博物館で開催された『日本のかたな-鉄のわざと武のこころ-』以来の開催となっています!

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大規模な展示の機会が少ないこともあり、今回の展示では、京都・祇園祭の山鉾巡行の先頭を飾る長刀鉾(なぎなたほこ)についている長刀や、日本最古の鑓(やり)など初公開となる刀剣が多数展示されています。

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他にも、国宝刀剣や、後鳥羽天皇・織田信長・坂本龍馬など歴史上の偉人に縁あるもの、刀剣の五大生産地の一つで数多くの名工が活躍した京都=山城鍛冶の現存する作品が総括されていたり、さらには『刀剣乱舞-ONLINE-』に登場する刀剣男士のモチーフになった刀剣が展示されていたりと盛り沢山!

刀剣以外にも戦乱を描いた合戦絵巻など刀にまつわる美術品も多数展示されているので様々な角度から刀剣の歴史やまつわる文化を知ることが出来ます。



展示をもっと楽しむ便利アイテム!

「刀剣の凄さって?」「一体どんなところを見たらいいの?」…その気持ちよくわかります!そんな初めて刀剣を鑑賞する人にも、もっと知識を深めたい人にもとっても心強いアイテムがあります。

1つは「京のかたな 鑑賞ポイント」ガイドシート。見どころや各名称・名だたる名工の歴史など刀剣に関する基礎知識が1枚のシートにまとまっています。

このシートは館内でもらえるほか公式サイトからもダウンロードが可能なので、このシートを片手に回ってみることをおすすめします!

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日本語・英語・中国語・韓国語の4ヶ国語に対応。

もう1つは音声ガイド。専用機器をレンタルし、展示されてる刀剣にまつわるエピソードや解説を音声で聞きながら鑑賞出来るアイテム!

本展示では、俳優の伊武雅刀さんによるバージョンと、『刀剣乱舞-ONLINE-』に出演している声優、鳥海浩輔さん(三日月宗近役)・粕谷雄太さん(五虎退役)・岡本信彦さん(膝丸役)・諏訪部順一さん(千子村正役)によるバージョンの2種類から選んでレンタルすることが出来ます。

お好みのイイ声を聞きながら館内を回ってみるのはいかがでしょうか?

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取材時は『刀剣乱舞-ONLINE-』コラボ版をチョイス!お馴染みのキャラクターたちが解説してくれるのでさらに楽しかったです!

あの刀剣がこんなイケメンの姿に…!

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こちらも見逃せない『刀剣乱舞-ONLINE-』とのコラボレーション展示!会期中、敷地内に隣接する明治古都館中央ホールにコラボ刀剣男士の等身大パネルと特別記念の描き下ろしイラストが展示されています。

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レトロな西欧風のホールにズラッと並ぶ総勢23振りの刀剣男士パネルは圧巻です。こちらの建物は撮影OKとなっているので、ぜひ推しの刀剣男子の姿を写真に収めてください!
さらに、同館内には長野県無形文化財保持者の刀剣作家・宮入法廣氏の手による「重文 薙刀直シ刀 無銘(名物 骨喰藤四郎)豊国神社所蔵」の復元模造が公開されていますのでお見逃しなく。

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コラボグッズも盛り沢山!
『特別展 京(みやこ)のかたな 匠のわざと雅のこころ』
[会場]京都国立博物館 平成知新館  〒605-0931京都市東山区茶屋町527
[会期]2018年9月29日(土)ー 11月25日(日) 前期:9月29日(土)-10月28日(日)/ 後期:10月30日(日)-11月25日(日)
[開館時間]9:00-16:00(金・土曜日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
[休館日]月曜日
公式Twitter

伝説の太刀が眠る天神さん

京都国立博物館以外でも、京都中で刀剣やその文化を楽しむことができるのですが、今回はその中でも「源頼光の四天王の1人 渡邊綱(わたなべのつな)が鬼の片腕を切り落とした」という伝説を持つ太刀・鬼切丸(別名:髭切)が奉納されている『北野天満宮』へ行ってきました。

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北野天満宮は“北野の天神さん”の愛称で親しまれ、学問・芸能の神様として有名な菅原道真公が祀られています。

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境内の各所に天神さんのお使いである神牛の像が。

ここには先述の鬼切丸、豊臣家が寄進した堀川国広の名刀、加賀藩主前田家から代々奉納された刀剣、巴型・静型二種の薙刀や古文書・蒔絵・屏風絵など多数奉納されている宝物殿があります。

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宝物殿は毎月25日とその他、期間限定で開館されるのですが、ちょっと不思議なルールがあります。それは「カメラでの撮影はNG、携帯電話・スマートフォンでの撮影はOK」というもの。
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普通は逆じゃないのか?とも思うこのルール。
その経緯を、北野天満宮 権禰宜(ごんねぎ) 東川 楠彦(ひがしかわ くすひこ)さんにお伺いしたしたところ、「文化財の写真撮影は非常にリスクが大きいので撮影禁止としたいが、残念ながら禁止にしていても撮影してしまう人もなかにはいる。だったら、逆に(携帯・スマホでの)撮影をOKにして、どんどん発信してもらったらいいじゃないか?」という意向が社内で出たのだそうです。

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この一風変わったルールを実際に試してみたところ、参拝に訪れた人が刀剣を撮影し、そこに丁寧に説明や由緒などをつけてネット上へと発信!それを見た人が新たな参拝者として訪れるきっかけとなり…とピタリと合致!
こういった経緯から北野天満宮として今の時代ならではの様々な工夫をしながら、少しでも訪れた方々が楽しんでもらえるように心がけていらっしゃるそうです。

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そんな北野天満宮では、10月6日(土)~12月2日(日)の期間、「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2018」という日本の伝統文化とアート、食を融合させたイベントが開催中!

宝物殿では『宝刀展XIII × 刀剣乱舞-ONLINE-』と題し、所蔵されている⻤切丸をはじめとした約40振りの刀剣の特別展⽰や、『刀剣乱舞-ONLINE-』と華道や⾷の⽂化とのコラボレーションなどが展開されています。

北野天満宮
[所在地]〒602-8386 京都市上京区馬喰町 北野天満宮社務所
[社務所・授与所]受付時間 9時~17時 / 境内の拝観は自由です。
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[宝物殿]

 *開館日:1月1日、12月1日、毎月25日、4月10日~5月30日、観梅・紅葉シーズン
 *開館時間:9時~16時
 *入館料:一般500円/中・高校生300円/こども250円

本物を感じられる京都へ

平成最後の秋、刀剣で盛り上がりを見せている京都は、日本の歴史と文化とそこにまつわる“本物“を五感を通じて感じることが出来る貴重な機会となっています。

「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンでは、新幹線とホテル/宿がセットになったお得な旅行プランがあります。

中には、『特別展 京のかたな 匠のわざと雅のこころ』開催にあたり往復新幹線と観覧券、刀剣解説本がセットになった京都刀剣旅に行きやすいプランもありますので、ぜひこの機会に紅葉だけじゃない秋の京都を訪れてはみませんか?

コメントする2

  1. 御手杵

    じぶんもこないだ行ってきましたー
    めっちゃ人いましたねー

    初期刀って誰にしたんですか?
    (じぶんは蜂須賀でした!)

    1. おくら
      おくら

      御手杵さん、コメントありがとうございます!

      後期だとまたラインナップも変わるので、
      さらに盛り上がりそうですね。

      初期刀は、色々迷った結果、陸奥守吉行にしましたー
      (蜂須賀の内番スタイル好きです♪)

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