責任という価値観が育ちきっていない子供達において気をつけたいのが、貸し借りのトラブル。子供の頃、友達に貸したものがなかなか帰ってこなくてモヤモヤした経験を持っている方も多いのではないでしょうか。
インスタグラムで活躍される大福なちさんは先日「ゲームのトラブル?」というタイトルの漫画を公開しました。
あらすじ
昨年末、新しくDくんという男の子と親交を深め始めた息子くん。ある日「ゲームの貸し借りは無し」という約束を破り、Dくんにゲームソフトを貸していたことが発覚します。
ゲームを貸していたことが発覚。提供:大福なちさん
「明日返してもらってきなさい」という大福なちさんの申し付けの通り、Dくんの自宅を訪れた息子くん。しかし、Dくんのお母さんに「習い事で留守だ」と言われてしまい…。
イヤな予感…。提供:大福なちさん
子供間での貸し借りのトラブルについてを綴ったこの漫画。作品を描かれた思いやその後の息子くんの様子について、投稿者の大福なち(@dafunachi)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――今回の漫画はどのような思いで描かれたのでしょうか?
大福なちさん:ゲームのトラブルで盗られたという話はあるでしょうが自分から貸してしまったというケースもあるんだと思い記録に残すことにしました。
――「貸し借りのリスク」について、お子さんにはどのように教えられていますか? 伝える上で工夫していることや気を付けていることなどがあれば教えてください。
大福なちさん:高価なものだから勝手に貸し借りしてはいけないという話は前々からしていました。ですが、息子本人はまだ低学年ということもありゲームソフトの価値がどのくらいという実感があまりなかったのです。 私たち親が働いてお金で買ったんだよということを伝えてもあまりピンときてなかったようで、夫から「失くされたら戻って来ない可能性もあるんだよ」と言われてはじめて「しまった!!」という顔をしていました。ゲームソフトの価値を分かってもらうにはお金の教育もしなければと思いました。
――この一件は、「貸し借り」についての息子くんの意識になにか影響を与えましたか?
大福なちさん:取り戻すまでの一連のやり取りを息子本人にさせたことで貸し借りをすると大変なことになるとよく分かったようです。 また、この件とは別にお手伝いをしてお小遣いを目標金額まで貯める出来事があったのですが、それでお金を得るまでの苦労が少しは分かったようでゲームソフトは高価なものだという認識につながったように思います。 こういう失敗や経験をして成長していくんだなと思いました。
一連のトラブルを通して、少しずつお金やモノの価値に気づき始めた息子くん。今回の失敗は、きっと息子くんの今後に大いに活きていくことでしょう。
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