近年、社会問題にもなっている卑劣な痴漢行為。被害者の気持ちを無視した一方的な犯罪に憤りを覚えますよね。中には「特殊な手口の痴漢」の被害に遭われた方もいるようです。
インスタグラムで活躍されるおそばさんは先日「びっくりしたちかんのはなし」というタイトルの漫画を公開しました。
あらすじ
先日、帰宅ラッシュの満員電車に乗り込んだおそばさん。すると、人々がひしめき合う車内でスマホの道案内ナビを大音量で垂れ流す男性の姿に気が付きました。その様子には周囲の人も目が点の状態だったといいます。
道案内ナビを大音量で垂れ流す怪しい男性…。提供:おそばさん
このときは「電車内で道案内ナビを使うなんて珍しい人だな」程度にしか考えていなかったおそばさん。しばらくして車内が空いたタイミングで着席すると、疲れからかつい眠ってしまうのですが…。
電車内で眠ってしまったおそばさん。提供:おそばさん
しかしこの後、予想だにしなかった《新しい手口の痴漢》の被害に遭ってしまうのでした…。
本編を読む恐怖の痴漢体験を綴ったこちらの漫画。投稿の経緯やインスタグラムでの活動について、投稿者のおそば(@osoba_tsukimi)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――インスタグラムで作品の投稿を始められたきっかけを教えてください。
おそばさん:妊娠によりつわりがひどく休職することになり、外出もできず社会とのつながりが絶たれたように感じていました。体調が回復したころに絵日記をはじめ、自分の体験を共有したり、読者さんとの交流ができて救われるところがありました。
――今回の漫画はどのような思いで描かれたのでしょうか?
おそばさん:今回の漫画に関しては、驚いたことを共有したい気持ちと、誰かの気づきになればという思いで描かせていただきました。満員電車だけでなく、空いている車内でも何かに巻き込まれることはあるのだと感じたので、自分の体験が皆さんの注意喚起になればと思います。
――今後、インスタグラムを通じてどのような活動をなさる予定ですか?
おそばさん:たわいもない日常を描いていますので、皆さんと共有したり交流できると嬉しいです。また普段は作業療法士として活動しているのですが、そこで体験したことや発見なども発信しています。自分の体験が誰かの気づきや癒しになれば、と思います。絵や漫画を描くことが好きなので、今後も続けていきたいです。
電車内という身近な場所だからこそ「いつ誰が被害に遭ってもおかしくない」という恐怖が際立ちますよね。もちろん憎むべきは加害者ですが、「死角になる場所は避けた方がいい」など、防犯面での知見を得られるエピソードでもありました。
作品提供・取材協力:おそば
スポンサーリンク
スポンサーリンク