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育児に疲れたら読んでほしい「いつか来る終わりの話」にジーンときました

子どもの誕生には喜びと同じくらい不安がつきまとうものですよね。そんな育児の過酷さに疲れ果ててしまったとき、視点を変えることでまたちがった世界が見えてくるかもしれません。

インスタグラムで活躍されるささきゆかさんは先日「最後のとき」というタイトルの漫画を公開しました。

あらすじ

6歳の娘ちゃんと3歳の息子くんを育てるささきゆかさん。毎日育児に追われる日を過ごすことについて考えることがあるのだといいます。
毎日が大変な育児の日々。提供:ささきゆかさん
毎日が大変な育児の日々。提供:ささきゆかさん

終わりの見えない日々に絶望してしまったとき、ささきゆかさんが忘れたくないこと。それはすべてのことには「最後」があるということだと語ります。
育児における「最後」とは…。
育児にも「最後のとき」がある。提供:ささきゆかさん
育児にも「最後のとき」がある。提供:ささきゆかさん

本編を読む

多忙な日々に中で見失いがちな「子の成長」の尊さを綴ったこちらの漫画。投稿の経緯や反響について、投稿者のささきゆか(@yuka_ssk_)さんにお話を伺いました。



インタビュー

――今回の漫画はどのような思いで描かれたのでしょうか?

ささきゆかさん:「ここで何かを変えなきゃ」「自分の戒めのため」という思いで描きました。 というのも、6歳になった娘が荒れがちで、毎日の姉弟喧嘩にも、注意したら大癇癪を起こすことにも、自分がうまく対応できないことにも、毎晩の1人反省会にも疲れてしまって。
そんな時にこの詩を久しぶりに読んだら、大事な部分が薄れてきていることに気がついたんです。それを取り戻すため、号泣しながら一コマ一コマ心に刻むように描きました。

――どのようなきっかけで「最後のとき」を意識されるようになりましたか?

ささきゆかさん:「最後のとき」を意識するタイミングは、娘が生まれてすぐからあったと思います。目の前の娘の尊さを感じて、「この時期もいつか終わりが来るから大切にしなきゃ」という気持ちでした。
でも、最近意識するきっかけといえば「あ、そういえばヒップシートを使わなくなったなぁ。最後に使ったのいつだっけ。」という、最後が過ぎた後。 これから来る終わりを意識するより、終わったことを後から知るという切ない状況が増えたように思います。
だからこそ、今目の前にいる子どもたちを大切にしよう、と改めて思いました。

――フォロワーさんからはどのような反響がありましたか?

ささきゆかさん:「今大変だと思っていることにも、いつかは最後がやってくる。きっと寂しいと思ってしまうんだろうな。」「少し心が救われました。また明日から頑張ってみます。」という、現在育児に奮闘中のパパママからのコメントや、「余裕なく頑張っているママさんパパさん、最後までは途方もなく長く感じると思いますが、そんな時は力を抜いて、手間も抜いて、ぷしゅ〜っと過ごしましょう。」という、子育てを終えた方からの励ましコメントもありました。
「実家を離れ県外で一人暮らしを始める日。別れる時は明るい母だったのに、窓から駐車場を見ると、車の中で涙を流していました。これが最後って、あのとき思っていたのかな...。」という、娘さんからのコメントには思わず涙が出ました。
400件を超える、様々な立場の方からの思いを読み、わたしにとってこの投稿がますます意味のあるものになりました。読み手不詳のこの詩に出会えたことを、心から感謝しています。

どんなに大変で疲れていても「これが最後かもしれない」と思ったら向き合い方も変わってくるものですよね。 お子さんの成長をあたたかく見守るママならではの愛情たっぷりな視点に、ウルッとくる作品でした✨
作品提供・取材協力:ささきゆか | イラストレーター

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