第4弾は次世代のコント師が頂点を争う『キングオブコント』に2015年・2017年・2018年と3年連続準決勝進出を果たした実力派コンビの空気階段。
ついに今年、決勝進出を果たした彼ら。結果は残念でしたが、水川かたまりの敗退コメント「お笑いのある世界に生まれてきてよかったです。」とともに確かな爪痕を残していました。
そんな彼らのYoutubeチャンネルが、9/21に開設!
コント師として高いポテンシャルを持ち、今勢いに乗り始めた2人のインタビューをお届けします!
結成8年目に感じる手応え
───最近はネタ番組を筆頭に、賞レースやレギュラーのラジオやトーク番組など色々な形で活躍されてますね。
水川:ありがたいですね。
鈴木:芸歴8年目になりますけど、デビューして3年ぐらいは、まぁ何もなかったですね。劇場の出番ぐらい。
水川:特にNSC東京卒業したての頃は、ネタ番組がゼロだったんでね・・・。その少し前までは『爆笑レッドカーペット』とか『爆笑オンエアバトル』とかあったんですけど。何もない大地に放り出された感じでした。最初は。
鈴木:在学中か、なんだったら入学前に終わっちゃってたかな。
水川:うん。でも、やっとネタ番組とか若手芸人が出られるようなバラエティ番組が増えてきた気がします。僕らも呼んでいただく機会が増えてきて。
鈴木:そうですね。特にここ2~3年ぐらい増えてきて。・・・ありがたいですね。JOYさんの『JOYnt!』とかアンジャッシュさんの『白黒アンジャッシュ』とか。
水川:地方局!(笑)。でも『ネタパレ』とか『アメトーーク!』とか、1年ずつお仕事が増えてきている感覚がありますね。特に今年は。
鈴木:バイトしてても、「本当に(芸人)やってたんだね!」とか「テレビ出てたね!」みたいなことは言われるようになりましたね(笑)。
───周りの人にお笑い芸人って信じてもらえてなかったんですね(笑)。自分たちの思うキッカケとかターニングポイントとかありますか?
水川:年末に、有吉さんの特番とか『あらびき団』とかネタ番組に出演させてもらって、見ていたテレビ関係者の方から呼んで頂く機会が増えてきたんですよね。
あと、『ゴッドタン』プロデューサーの佐久間さんがラジオで「空気階段、面白い」って言ってくださったりするのを聞いていた他の方が呼んでくださってる感じですかね。
鈴木:あとは、自分たちのラジオを聞いて番組に呼んでくださる方もいて。
───TBSラジオでやられている「空気階段の踊り場」ですね。番組の雰囲気が、すごく楽屋トークっぽいというかフラットに会話をされている印象を受けたんですけれど、これは最初から決めていたんですか?
鈴木:一応、構成作家さんはいるんですけど、最初から台本らしい台本がなくって「これきっかけで終わります。」みたいなのしか台本に書いてなくて。担当のディレクターさんのタイプもあるかもしれないですけど、たまたまそうなった感じですかね。
水川:2017年に番組が始まった当初、全然仕事が無くて楽屋で話すようなトークをするしかなかったんです。「この前野宿して~」みたいな。
きっとお仕事がいっぱいあって色々行ってたらその裏話とかもあったのかもしれないんですけど、それしかなかったから、そういう感じになっていったのかなって。
鈴木:そういう話でも聞いてくださってるリスナーの方がいて、ありがたいですよね。
水川:ハガキ職人の方も、お題のコーナーだけじゃなく、ふつおた(普通のお便り)を節目節目に送ってきてくれたりするんですよね。
お客さんに受け入れられている今
───テレビ番組でのネタ披露や、ピンでのトーク番組出演など、様々な形でお仕事されていますが、空気階段としてこれを見てほしい!っていうものありますか?
水川:あります!あります!やっぱりネタですね。
鈴木:ただ、僕ら、そもその尺がちょっとね・・・。
水川:ネタの尺が10分だったり、テレビだと尺の問題でネタを全て出来なかったりして。ホント欲を言うと、単独ライブ90分ないし2時間をまるまる放映してもらえる!みたいなことになったら最高なんですけど。
あとは下ネタが結構多かったりするんでね(笑)。単独でやったんですけど「事故物件で心霊現象が起きるけど、それがいちいちエロい」っていう、ベッドが回転するとか・・・のネタがあって。
鈴木:深夜だったらギリギリいけないかな・・・。CSとかでもいいんで(笑)。
水川:まぁ、やっぱり僕らのなかで単独ライブがネタをやるにあたっての最終目標というか・・・単独ライブを全国色んなところでやりたいんですよ。そのためにネタ番組に出させて頂いてるイメージがあるんです。
───ライブのお客さんの層はどんな感じですか?
鈴木:年代はバラバラですね。男女比は、ちょっと男性が多いぐらい?
水川:自分たちと同世代からそれより上のほうが多い印象ですね。女子高生とか女子大生が来てくれるのが健全だと思うんですけどね(笑)。
────普段出演している無限大ホールのお客さんは、10代・20代の女性の方が多いですもんね。
水川:ちょっと前だったら、僕らのクズとかマザコンのキャラとかネタに対する嫌悪感みたいなものを感じる場面はあったんです。でも芸歴8年目になった今、だんだんお客さんが見慣れてきたというのと、(鈴木)もぐらが結婚して子供が生まれてとか、一応常識的な側面も多少は持ち合わせているんだよみたいなところから、お客さんに受け入れてられているような気はします。
鈴木:全然好きだって言ってくれる女子もいますからね!!!
───そこは言っておきましょう(笑)。とりあえず色んな方に先入観なく一度ネタを見てもらいたいですね。
水川:ですね。下ネタもありますけど意外と良いものだよっていうのを感じていただければ・・・(笑)。ネタを披露する機会も増えたので、最近では色んなお客さんに笑っていただけているなっていう印象です!
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