今回は特徴的な歌声と鋭いツッコミを武器に様々なバラエティ番組に出演機会が増えてきているコンビ「やわら」のスキマ話をお届けします。
歌ネタで掴む2回目のチャンス
───やわらさんと言えば、りゅうたろうさんの「美声」「甘い歌声」に注目が集まりますよね。
りゅうたろう:あざっす(ドヤ顔)。
鈴木:『おもしろ荘』が最初で、最近だと『アメトーーク!』とか『そろそろ にちようチャップリン』とか色々出させて頂いてます。
りゅうたろう:レギュラーで『有田ジェネレーション』に出させてもらってます!!
───鈴木さんの鋭いツッコミも特徴だと思うんですが、「歌」にスポットが当たってるのは正直な所コンビとしてやりたいことに沿えてますか?
鈴木:本音を言うと『M-1グランプリ』とかネタ番組で、普通の漫才を披露できたら・・・って思うんですけど、テレビに出ることが難しいなか「歌ネタ」で出られているのをみると、僕らへのニーズは「歌ネタ」なんだろうなって思ってます。
りゅうたろう:(無言で頷く)めっちゃ良いこと言ったわ。お前。
鈴木:何様のつもりよ(笑)。まぁ、2~3年前の『おもしろ荘』の時も「歌ネタ」でちょっと勢いに乗れるかも?ってなったんですけど、当時はネタ数がなくて。そういう意味では今は2回目のチャンスなんです。
りゅうたろう:今もレギュラーで出させてる『有田ジェネレーション』も、毎回同じような「歌ネタ」じゃ飽きられちゃうよなって、新しいものをいつも探してます。
鈴木:仮に今が「歌ネタ」ピークだとしても次を求められる前にこっちから新しいものを出したいです。で、だんだん普通の漫才もやって、こんなのもできるんだって思ってもらえるようになればいいかなって。
所属のキッカケは番組企画
───今、芸歴4年目のお2人はもともと別のコンビで活動されていて、しかもNSC(吉本の養成所)の卒業生ではないんですよね?
鈴木:ですね。前に所属してた事務所のときからお互い知ってて。僕が今27歳で。
りゅうたろう:俺も今27歳なんで、同級生ですね。
鈴木:違うわ。正しくは1つ違いだから。
鈴木:吉本所属のきっかけは『めちゃ×2イケてるッ!』であった三中さんのオーディション企画です。
りゅうたろう:NSC東京だと20期が同期です。実は所属をサンミュージックさんとめっちゃ悩んだんです。
鈴木:サンミュージックさんからお話し頂いてて『めちゃイケ』のオーディションがあって、結果的に吉本からも声かけて頂いて、相方と「どうする?」って。
りゅうたろう:年末に話をもらって3ヶ月ぐらい悩んだんだよな。
鈴木:最終的に「お笑いやるならデカいところでやりたい」ってことで、吉本にお世話になることに決めたんです。
私生活が見える単独ライブ
───お2人コンビ仲が良いって言われませんか?
鈴木:どうなんすか?ネタ合わせ中とか楽屋とかワチャワチャはしますけど。
りゅうたろう:ネタ合わせそっちのけで、ギャグしあってたりな。
鈴木:うん。でも意外とプライベートの話はしないね。今住んでるとことか知らないですし。ライブのフリートークとかで相方が「最近引っ越して・・・」とか言い出して、お客さんと同じタイミングで知るんです。
りゅうたろう:お互い知ってるのは最後の彼女だけっすね。
───むしろ、なぜそれを?
りゅうたろう:2人とも(交際期間が)むちゃくちゃ長かったんですよ。
鈴木:僕が去年5年付き合った彼女と別れました。
りゅうたろう:俺は吉本入る前に18歳の時から付き合ってた彼女と4年半で別れて、ずっと引きずってて。その失恋の思いをオリジナルソングにして単独ライブで歌いましたね。
鈴木:初の単独ライブの最後10分間、ピンスポの下でコイツがガチ歌を歌ってるんです(笑)。何を見せられてるんだって話ですよ!
りゅうたろう:だって、そっちはまだ付き合ってたじゃん!別れた後だったら感動したかもよ?
鈴木:さぁな(笑)。ならこっちも別れた直後の単独なら歌うからな。
りゅうたろう:じゃあ、俺も友情系も作りたいから単独前に親友と喧嘩するとかあえてしようかな。
───やわらが単独ライブ中にガチ歌歌ってたら、私生活でなにかあったって思いましょう(笑)。
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