国民のマナーが良いと言われる日本。筆者もそれには同感だが、唯一の例外。それが「ビニール傘ならパクってもいいだろう」という風潮。
たかが数百円とはいえ、窃盗には変わりないし、なによりも傘を持ってきた自分が雨に濡れ、傘を持って来なかった見知らぬ相手がのうのうと傘をさすなんて言語道断。
今回はそんな傘泥棒対策!「絶対に盗まれない傘」を考える。
社内でも盗まれる傘
まず、筆者が傘を盗まれた経験は一度や二度ではない。コンビニでファミチキを買っている数分の間に盗まれ、さらには会社に置いていた置き傘すら無くなる始末。
道徳心のかけらもないクレイジー社内に傘を置くからには、以前から筆者はある程度の対策をしてはいた。
自分のものと主張するためにクレイジーのステッカーを取っ手部分に貼っていたのだ。それでも容赦なく消えていく傘。どうやら、クレイジーステッカーを貼ったことによって会社のフリー傘だと都合よく解釈する輩が、堂々と持って行ってしまうよう。
ならばと、クレイジー社内でも通用する対策を、本気で検討することにした。
防犯ブザー搭載!絶対に盗まれない傘 Mk-1
防犯対策と聞いて真っ先に思いつくのは、ブザーなどで周囲の人間に身の危険や犯罪を知らせること。
そこで傘に防犯ブザーを搭載させることにした。
まず、防犯ブザーを分解し、傘の内側に仕込めるようにする。
基盤むき出しでは、すぐに壊れてしまうのでテープで保護。
それを傘の内側に設置。ブザー部分を傘のビニールに貼り付けることで、音がビニールを振動させスピーカーの役割を果たすようにする。
テグスを使って、傘を開くとピンが抜けてブザーが鳴るようにする。
完成した「絶対に盗まれない傘 Mk-1」がこちら
一見すると普通の傘、しかし傘を開くとこうなる(被験者はリアクションの薄いひらた氏)。
これは効果抜群!
ただし問題点としては、せっかくワンタッチで開く傘なのに、ブザー用のテグスを解除しないとならない点。うっかり忘れると自分が不審者になりかねないからだ。
防犯効果は確かに優秀だが、トラップ解除が面倒で、頻繁に使うとなると使い勝手が悪すぎることが判明した。
防犯ブザー搭載!盗まれない傘Mk-2
ブザーがうるさい、解除が面倒くさいなどMk-1の問題点を踏まえ、音が鳴らずにワンタッチで傘が使えるという利便性を損なわない、盗まれない傘を作る。
今回は、音ではなく目で傘泥棒に訴えることに。そこで思いついたのは人類の嫌悪の対象、ゴキブリ。
そうはいっても本物のゴキブリを仕込むわけにはいかないので、ゴキブリのジョークグッズを使用する。
先ほどのテグスでゴキブリを結びつける。そしてこれを傘に取り付ければ完成だ。
盗まれない傘 Mk-2
合計50匹のゴキブリを吊り下げた傘だ。当初は透明のビニール傘でゴキブリを内蔵させようとしたものの、透けてしまって不快感が尋常ではなかったので、ティターンズカラーのこの傘を使用することにした。
傘を開くと内部からゴキブリが飛び出し、顔面を直撃するように配置されている。
臨場感を出すために早速外で試す。
セイッ!
あ・・・絡まった・・・
その様は、クモの巣に絡めとられたゴキブリ・・・
失敗!
シンプルな対策が一番いい
Mk-2の失敗によって暗雲が立ち込めた「絶対に盗まれない傘」を作る計画。だが、ここであることを思い出す。
それは、以前クレイジーの記事で紹介させていただいた、にし なみさんのこんなアイディア。
ビニ傘に般若つけたらパクられなくなった。 pic.twitter.com/ykpBRRcNA1
— にし なみ (@24wave) February 20, 2016
これだ!!
そんなに難しく考える必要はなかったのである。
シンプル・イズ・ベスト!これが盗まれない傘の完成形!
利便性を損なわず!騒音を出さず!絡まない!
時折悲鳴こそ聞こえるものの、25日に続いて雨が降っている本日26日でも盗まれていません。これでもう、あの理不尽な思いとおさらば!
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