国内の品を海外、海外の品を国内で販売していたのだ。その時、感じたのは海外の梱包があまりにも雑だということ。薄いプチプチを一枚巻いて、封筒に入れただけの状態で日本へ品を送ってくる販売者が数多くいた。
しかし、品物が大きく損傷するということはあまりなかった。そうたった一枚のプチプチがあらゆる衝撃から品物を守ってくれていたのである。
そこで、今回検証するのはプチプチの底力。しかし検証のためとは言え、モノを乱暴に扱うのは筆者のポリシーに反するので、筆者の生身の体を使って確かめてみた。
雨天中止
6月1日都内某所の公園。筆者が長年気になっていた疑問を検証する時がついにやってきた。
今回の実験で使用するプチプチがこちらだ。
高さは1.2メートル、長さは45メートルという超巨大なプチプチだ。
これを体に巻いて、あらゆる衝撃から身を守れるか検証するのだが、公園はこの時昼下がり。ベンチには休憩をとるサラリーマンや、遊具で子どもを遊ばせるママ友集団、平日の明るい時間からワンカップを飲む自由人など、人がチラホラいる・・・。
基本的に人見知りな筆者は、人前でプチプチを巻くことを躊躇。人が減ることを期待してウジウジしていると。
雲行きが怪しい。
そして突然の土砂降り。
公園のトイレに避難するも時すでに遅しで、全身ずぶ濡れ状態。雨宿りの結果30分ほどで雨は止んだのだが、地面はこの有様。
豪雨によって公園にいた人々は一人残らずいなくなったが、今回の検証でいくらプチプチが衝撃を吸収するからと言って、横転くらいはする。
このぬかるんだ地面に倒れこむのは、さすがに嫌なので、残念ながらこの日の検証は中断することにした。
こちらは、まだ小雨が降る中、プチプチを傘代わりに移動する筆者とアシスタントのイチマル。
無念!
晴天!ついに実行プチプチチャレンジ
6月29日。時は来た!プチプチチャレンジを実行するときが!
前回、人の視線を気にしてグダグダしてしまったが、この一ケ月の間にピアスの穴にsuicaをぶら下げて改札を通ったり、美少女にキスで起こしてもらったり、魔観光殺法を撃ったりと、いい大人が決してしないようなことにチャレンジしてきた筆者。
もう羞恥心はない。
今回の時間帯は夕方で、子ども連れの親子があふれる中、早速プチプチを巻いて検証を行った。
グルグルグルグルと、回転して45メートルを巻き付けていく。
目が回る。
さらに、かなりの圧迫感がある。
そして、プチプチによる最強防具がついに完成!
想像以上に芋虫状態になった筆者。
これは、なんだかイケる気がする!
level.1 本気パンチ
まずは打撃の基本、パンチ。
攻撃を行うのは、前回に引き続きアシスタントを行うことになったイチマル。ファイティングポーズの雰囲気は、極真空手の新人門下生に見えないこともない。
【検証GIF画像】
うーん・・・まあ・・・
大丈夫!
想像していたよりは衝撃があったものの、ダメージとしてはゼロ!プチプチの前に、パンチは無力!
level.2 金属バット
パンチが余裕だったので、次は80年代ヤンキーの必需品、金属バット。
素手とは比較にならない攻撃力を放つバットを、中学時代野球部だったイチマルが握る。
基本、優しいジャイアンなので、検証前は、「人をバットでなんて・・・」と躊躇していたイチマルだが、意外にノリノリでバットを振り回す。
【検証GIF画像】
結果は・・・
余裕!フルスイングにビビってビクついたものの、体はなんてことない!
level.3 アメフトタックル
次はタックル。中学時代は野球だったが、高校ではアメフトに転向したイチマルのタックルをくらう。
【検証GIF画像】
脳が揺れた。
首を守る姿勢でタックルを受けたものの、プチプチで守られていない頭部を地面に打ち付けた。頭は痛めたが、プチプチ部分は相変わらずのノーダメージ!
タックルの衝撃すらも受け止めたプチプチに気分を良くし、次の挑戦場所に移る。
こちらは、プチプチにも慣れ、高速で移動することが出来るようになった筆者。
とても楽しそう。
level.4 高所からのダイブ
こちらの検証は本来、プチプチを巻いて建物から飛び降りようとしたのだが、そんなチャレンジを快く了承してくれるクレイジーな大家は見つからなかったので、公園で一番高さのあるジャングルジムから飛び降りることに。
順番待ちしている筆者。
筆者が現れると、それまで楽し気に遊んでいた子どもたちが、そそくさと公園から立ち去っていく。
そのおかげでジャングルジムも空き、筆者の番が来たのだが、ここで問題が発生する。
登れない・・・。
足の可動域が著しく制限されているだけでなく、分厚いプチプチのせいで胴体を曲げることすらできないのだ。もう自力ではどうにもならない。
イチマルの補助を使う。
足首を無理やりねじり、ついに登頂成功!
【検証GIF画像】
筆者、ビビる。
プロジェクトAの時計台落下シーンが浮かんで、どうしても飛び降りることが出来なかった。動画で見ると大したことないが、ジャングルジムの上から見下ろすと、それくらい高く感じたのだ。
「無理だろあんなん」
その後、ジャングルジムよりも低い滑り台に移動。
「こわい。むり。」
バネでブラブラするテントウムシ。
「そもそも、乗れない」
筆者の勇気の問題で、高所ダイブ断念!
level.4 ボディープレス
level.4の高所ダイブを実施できなかったため、同じくらいの衝撃として急遽行うことにしたのがボディープレス。結局イチマルにやってもらう。
精神統一をするイチマル。
そして、それを待ち構える筆者。
しかし、あることが気になって集中できない。
なんか撮られてるし・・・。
日本に旅行に来ていると思われる、外国人家族に注目されているのだ。
全身にプチプチを巻き付けたこの風貌なので、日本人はもれなく目をそらすのだが、彼らはそうではない。クレイジーな日本人youtuberとでも思っているのだろう、ボディープレスをくらう瞬間を今か今かと待っている。
彼らからのプレッシャーもあって、今回は断念できない。
【検証GIF画像】
ノーダメージ!!!
一方のイチマルはダメージが深刻だったようだ。彼は5分ほどうつむいたまま、動かなかった。
十分な量を体に巻けば、大抵の衝撃は吸収することが出来た。ただし、欠点があるとすれば、めちゃめちゃ暑いという点。脱いだ後は、全身汗でびしょ濡れになったので、夏場にこれを着る人は、水分補給に気を付けた方がいい。
こちらはおまけ。撤収時の様子。
悪代官に脱がされるお姫様スタイルでプチプチをといていく。
倒れこんでも容赦なく巻き取ろうとする悪代官イチマル。
様々な検証で受けと攻めの役割を担い、不思議な感情が芽生え始めた瞬間の二人。
【一連の検証動画(音あり)】
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