それは次期Windows 10の大型アップデートにて、長年Windows OSに付属していたアプリ「ペイント」が終了するというもの。PCに触ったことがある人なら、一度くらいは使ったことがあるのではないだろうか。
確かに、他のイラスト・画像加工アプリと比較をすると、機能が限られていたりと使い勝手が悪く、筆者も久しく「ペイント」を使っていなかった。しかし、いざ無くなるとなると寂しい気持ちになるものだ(OS上からは消えるもののストアにて無償提供はされる見込み)。
そこで今回は、プロのイラストレーターに「ペイント」と「フォトショップ(Photoshop)」で同じお題のイラストを描いてもらい、どのくらいクオリティに差が出るのか試してみた。
イラストレーターが「ペイント」と「フォトショ」で絵を描いたら
今回検証に協力してもらったのは、クレイジーでイラストレーターとして働くダーヤマ。
クレイジーの各ライターアイコンを描いている人物だ。
今回は「ペイント」と普段彼が使っている「フォトショップ」で、同じお題のイラストを描き、どのくらいクオリティに差が出るのか試してみた。制限時間は15分!
お題01. 猫を愛でる女子高生
「クックックッ・・・なんすかこのお題」
男性ライターのイラストに対して、女性ライターとのクオリティ格差がヒドイと、普段クレームを受けているダーヤマ。女の子は得意のはずだ。
完成!
【フォトショップ】
お題02. 魔王と闘うドラゴン使い
「うーん、描きこむと時間がなぁ・・・」
一気に上がった難易度に頭を悩ませるダーヤマ。ペンタブの筆圧感知がないペイントで何とか描き上げる。
【フォトショップ】
お題03. モンゴリアンデスワームとチュパカブラのUMA頂上決戦
「チュパカブラって何?」
あの超メジャー未確認生物チュパカブラを知らなかったダーヤマ。今回の企画では画像を検索して調べるのは禁止にしているので、勘で描いた。
【フォトショップ】
3つのお題に挑戦したダーヤマ。線画の滑らかさや色塗りの難しさなどでクオリティに差こそ出たが、ペイントでもまあまあ描けた。一点不満があるとすれば、ダーヤマがチュパカブラを知らなかったため、家畜を襲って吸血するチュパカブラが、ヨダレをまき散らす得体のしれない未確認生物になってしまったことくらい。
【参考】一般の人が描いてみると・・・
参考までに、中学時代に家庭科部の部長と美術部員を兼任していたという、こーんにも絵を描いてもらった。
お題はダーヤマも挑戦した「猫を愛でる女子高校生」。彼女はペンタブを使えないので、紙に手書きで描く。
完成した絵がこちら。
美術部に入っていたという割には、イラストの2D感がすごい・・・。
目の焦点がどこに合っているのか分からない感情を失った女子高生と、浮遊する5本指の猫は、中指を突き立てている。
ちなみに、彼女がその後に描いたミッキーがこちらだ。
キャラクターの版権に厳しいと言われるディズニーもスルーするに違いない、オリジナリティ溢れる未確認生物だ。
でも絵が下手な人は、手描きだろうが美術部に入っていようが下手だった。
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ペイントで描かれた女子高生の方が好き
この子なら肩の力抜いて楽しく付き合えるに違いない
こーんちゃんかわいくて好き(*´∀`*)
確かに前から思ってたけどこーんちゃんめっちゃカワイイ(ノ≧▽≦)ノ
ダーヤマさんの絵になんだか惹かれるものを感じました。