人形や絵にも動きを持たせることが可能であり、近年では映画などにも使用される撮影技術です。今回ご紹介するのは、先日からTwitterで話題になっている篠原健太さんのストップモーション作品。
フィギュアコマ撮り『リュウVSレッドブル』
エフェクトは控えました。グラフィックもアバウトです。#ストリートファイター ゲームでは足の接地をウソついて辻褄が合わされているので足さばきが難しかった。#ストップモーション #StopMotion #動くオモ写 #SHフィギュアーツ pic.twitter.com/cW1FbU8dVq— 篠𠩤 健太 (@shinohara_kenta) March 24, 2019
ワン・ツー・アッパーでレッドブルを見事にK.O!
攻撃を仕掛けているのは格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズのキャラクターであるリュウ。ゲームさながらの動きでコンボ技を決めています。これが一枚ずつの静止画を繋げたものだなんて信じられませんね。
大きく拡散されたこの作品に多くの賞賛の声が寄せられる中、なんとレッドブルのesports公式アカウントともこんなやりとりがありました。
That's just because the can is empty!
😂Great work.
But also painful to watch. 😅— Red Bull Esports (@redbullesports) 2019年3月24日
When I take stop motion, I often drink Red Bull.
Thank you very much.— 篠𠩤 健太 (@shinohara_kenta) 2019年3月26日
さらに、篠原さんの投稿には、撮影風景の補足も。
メイキングのタイムラプスです。自宅でこんな感じでコマ撮りしてます。#ストップモーション #ストリートファイター pic.twitter.com/ErmzZtmTtr
— 篠𠩤 健太 (@shinohara_kenta) 2019年3月25日
メイキング小話。人形は支えを出して動かし、後の編集で消します(バレ消し)。リュウの上着にはテープがくっつかなくて、お尻の下の方や胸の部分に支えを貼り付けました。#ストリートファイター #ストップモーション #StopMotion #動くオモ写 #SHフィギュアーツ #タンク萌え pic.twitter.com/MiCdroNrjJ
— 篠𠩤 健太 (@shinohara_kenta) 2019年3月25日
このように、ちょっとずつズラしてはシャッターを切る、の繰り返し。宙に浮いているように見える部分は支えを使い、後の編集で要らない部分を映像から消しているのですね。理屈は分かったけど、すごい手間だなぁ…。
ここまでの情熱を捧げる「コマ撮りの魅力」に迫るため、今回は篠原さんに色々お聞きしてみました。
何故、今回「リュウVSレッドブル」だった?
今作のこだわりポイントは?
今作も含めて、撮影ってどれくらいの時間がかかるものなんですか?
以前から会社員としてコマ撮りアニメーションの業務を行っていた篠原さん。しかし技術を切り売りするよりも「好きなアニメーションを通してたくさんの人と繋がり、好きをシェアしたい」と感じたことから、SNSでコマ撮り作品を公開するようになったそう。
篠原さんの作品がどうしてここまで拡散されるのか、根底にある魅力の正体が分かった気がしますね。
今後も面白いアニメが出来そうならテーマを絞らず挑戦する意向だそうなので、どんな作品が生まれるのか目が離せませんね!
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アッパーじゃなく昇竜拳では?