なんだ挑戦状か。時代ももう令和なんだから挑戦状くらいメールで送ってくれればいいのに。
中身を改めてみると、こんな感じの文章。
どうやら編集部あてに送られてきたこちらは6月24日から発売している「辛ラーメン激辛」ビッグカップのようです。このボリューム感に加え、辛さは従来品の200%。
筆者は辛いものが大の苦手。自分から刺激物を口に放り込む人間の気が知れません。だからこれは、ほとんど爆弾を送り付けられたようなものです。
だったらGong chaで甘々なタピオカミルクティーでも飲んでいたい。なんたってインスタ映えします。
一方、辛いものを食べたところで何も得るものがありません、不毛です…。
いや、待てよ。もしかして知らないだけで、辛いものってインスタ映えするのか?だってそうですよね。ただの爆弾をみんな好きこのんで食べるはずがない。
そうか…1つ真理に近づいた気がします。
ということでこんなアプリを用意。
こちらはフォロワー数を入力するだけで、そのアカウントでどれだけいいねが貰えるかAIが判定してくれるという優れもの。
筆者のフォロワー数175を入力し、写真を選ぶと…。
どれだけいいねが付く投稿なのか判定してくれます。
判定結果が出ただけで既に承認欲求が満たされた気分になり、もう投稿なんかしなくていいんじゃないかとすら思えてくる危険極まりないアプリです。
こいつを使って、「辛ラーメン激辛」を食べながら最高にインスタ映えする写真を撮ってやります。
「辛ラーメン激辛」実食
まずは刺激に対してかなり耐性があると豪語するサイトーに食べてもらいます。
インスタをやってないそうなので、インスタ映えの何たるかをきちんと理解しているのか、そこだけが不安。
食べる前は驚くほど威勢が良い。
一啜りすると黙り込んだ。
ただ、最初こそダメージを負ったものの、驚異的な速度で順応したサイトー。二口目にはひやむぎくらいの速度ですすっていました。
「ペヤングの一番辛い奴とか北極ラーメンと比べたら離乳食ですね」と余裕のコメント。辛さが売りの商品に対してもっと辛い他社製品を挙げまくるタイプの人間はきっと天国へは行けない。
タバスコが辛さのゼロに設定されているこの男は、普段から刺激物を嗜好しすぎて馬鹿舌になっているようでした。もう決して戻ってこれない彼岸にいると思うと少し悲しい。
いや、まさかこのラーメン、ほんとに全然辛くないのか?心配になったのでノコノコ歩いてきたライターのイチマルを捕まえます。
企画の趣旨を説明すると「insta bae?」と不安げな片言。大丈夫、怖くないよ。
それっぽい角度で啜ってもらいます。
辛いようで安心しました。
筆者も挑戦。筆者はインスタ映えの何たるかを完全に理解しているので、まずはカップをこの位置に持ってきて小顔効果を狙います。
では、実食。
結果発表
筆者の独断で、最もインスタ映えしそうな写真をピックアップ。まずはサイトーのこちら。
絡みつくような視線に、「はき違えている感じ」をひしひしと感じるこの一枚。ただ、そういう自信に満ち溢れた姿に大衆は魅了されるものだと思うのです。
そして筆者のベストショットはおそらくこちら。
地獄のような体験の中で絞り出した薄氷のような微笑みを誰か評価してください。1000いいねくれよ。
結果は…
ふざけんなよ。
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